• TSRデータインサイト

日産自動車 4-12月は3677億円の最終赤字、通期予想は構造改革の進捗で赤字幅縮小へ

通期の営業利益は上方修正し1350 億円改善の2050億円の赤字に

 

 日産自動車(株)(TSR企業コード:350103569、東証1部)は2月9日、2020年4-12月(連結)の純利益が3677億2100万円の赤字だったと発表した。同日、通期の業績予想も修正し、純利益は5300億円の赤字と前回予想から850億円改善する。事業構造改革の効果を見込んだ。

 2020年4-12月の連結業績は、売上高5兆3174億4700万円(前年同期比29.2%減)、営業利益1316億3100万円の赤字(前年同期543億4300万円の黒字)、純利益3677億2100万円の赤字(同392億7300万円の黒字)だった。

 修正した2021年3月期(連結)の業績予想は売上高7兆7000億円(前回予想7兆9400億円)、営業利益2050億円の赤字(同3400億円の赤字)、当期純利益5300億円の赤字(同6150億円の赤字)とした。新型コロナの影響や半導体不足から年度販売見通しを3.6%下方修正し401万5000台としたため、売上高は下方修正。利益は固定費等のコストの最適化による事業構造改革「Nissan NEXT」の進捗を反映し、上方修正した。

NISSAN

‌            日産自動車の本社(TSR撮影)

あわせて読みたい記事

2026/08/04
銀行の年収ランキング 三井住友銀行が4年ぶりトップ 銀行員の平均年収684万円、新卒・職種で格差拡大
2026/08/03
新型コロナ破たん、7月は176件でことし最多
2026/08/03
7月の「円安」倒産5件、1-7月累計は50件 コスト上昇で、卸売業と小売業が各2件発生

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

2

  • TSRデータインサイト

倒産と無縁の税理士業界に異変、2026年上半期は4件発生 粉飾は詐欺罪も、コンプラ違反と健康問題がリスクに

過去、税理士事務所の倒産は半年で、概ね1~2件にとどまっていた。景気状況に相関せず、倒産と無縁の税理士業界だったが、2026年上半期(1-6月)はすでに4件発生した。

3

  • TSRデータインサイト

エブリライブの元従業員、「突然の解雇」に困惑

6月初旬から連絡が取りにくくなっているライブ配信のエブリライブ(株)(東京都港区)が、同時期に大半の従業員を解雇していたことがわかった。  解雇を通知の際、エブリライブ側は従業員に「破産予定のため」と説明したという。解雇された元従業員が東京商工リサーチの取材に応じた。

4

  • TSRデータインサイト

2026年上半期「医療機関」倒産 増勢続く 上半期で2番目の38件、「後継者難」は最多

医療機関の倒産が止まらない。2026年上半期(1-6月)に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は、38件(前年同期比15.1%増)と大幅に増加した。上半期では、2006年以降の20年間で、2024年と2025年の33件を上回り、2009年の39件に次ぐ2番目の高水準となった。

5

  • TSRデータインサイト

愛媛県のいよぎんHDと愛媛銀が経営統合へ  メインバンク取引社数 金融Gでは国内21位に

愛媛県内にある企業のメインバンクシェア57.5%(県内メインバンク取引社数1万966社)の伊予銀行を傘下に持ついよぎんホールディングスと、県内2位で18.5%(同3,542社)の愛媛銀行が、7月24日開催の取締役会で経営統合を付議することを発表した。

TOPへ