• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

三越伊勢丹 3度目の下方修正、新型コロナの影響が長期化

営業利益と当期純利益は前回予想据え置き

 1月27日、(株)三越伊勢丹ホールディングス(TSR企業コード:297339362、新宿区、東証1部)は3度目の2021年3月期の業績予想を下方修正し、売上高(連結)が前回予想から150億円悪化の8,000億円になりそうだと発表した。再度の緊急事態宣言に伴う時短営業など新型コロナの影響が長期化している。

修正した2021年3月期(連結)の売上高は8,000億円(前回予想8,150億円)と前回予想から150億円の減収で、営業利益(330億円の赤字)と当期純利益(450億円の赤字)は前回予想から据え置いた。

三越伊勢丹HDの担当者によると「百貨店事業を中心に昨年12月までは回復基調にあったが、緊急事態宣言の発出に伴う外出自粛や消費マインドの低迷を鑑み、足元のトレンドを見て売上高の下方修正をした」とコメントした。

販売については、「昨年からチャット・ビデオ接客、決済まで可能なショッピングアプリ『三越伊勢丹リモートショッピング』を運用している。お客様を密に集めるのが困難ななか、ECの強化に取り組んでいる」(同担当者)と説明した。

三越伊勢丹

‌                 三越伊勢丹の店舗(TSR撮影、5月)
Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ