• TSRデータインサイト

役員報酬1億円以上開示、アステラス製薬などが登場 2020年3月期決算上場企業(6月18日17:00 現在)

 6月18日17時までに、2020年3月期決算の有価証券報告書の提出が確認されたのは102社だった。
 このうち、役員報酬1億円以上を開示したのは、社数が7社、人数が12人。累計では12社・20人に増加した。

 18日に報酬額1億円以上として開示されたのは、アステラス製薬の安川健司社長が5億3,700万円、畑中好彦会長が4億7,700万円、岡村直樹副社長が2億3,700万円のほか、KDDIの髙橋誠社長が1億9,800万円、デサントの金勲道専務執行役が1億4,300万円など。
 アステラス製薬の岡村直樹副社長、カカクコムの畑彰之介社長(1億900万円)の2人は、初めて個別開示された。

 開示人数では、アステラス製薬とKDDIが各3人、カプコンが2人など。
 カカクコムは、開示制度が始まった2010年3月期決算以降、役員報酬1億円以上の開示は法人としても、畑社長も初めて。

※役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。

役員報酬0618

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

建材販売業の倒産 コロナ禍の2倍のハイペース コスト増や在庫の高値掴みで小規模企業に集中

木材や鉄鋼製品などの建材販売業の倒産が、ジワリと増えてきた。2025年1-7月の倒産は93件で、前年同期(75件)から2割(24.0%)増加した。2年連続の増加で、コロナ禍の資金繰り支援策で倒産が抑制された2021-2023年同期に比べると約2倍のハイペースをたどっている。

2

  • TSRデータインサイト

「転勤」で従業員退職、大企業の38.0%が経験 柔軟な転勤制度の導入 全企業の約1割止まり

異動や出向などに伴う「転勤」を理由にした退職を、直近3年で企業の30.1%が経験していることがわかった。大企業では38.0%と異動範囲が全国に及ぶほど高くなっている。

3

  • TSRデータインサイト

女性初の地銀頭取、高知銀行・河合祐子頭取インタビュー ~「外国人材の活用」、「海外販路開拓支援」でアジア諸国との連携を強化~

ことし6月、高知銀行(本店・高知市)の新しい頭取に河合祐子氏が就任した。全国の地方銀行で女性の頭取就任は初めてで、大きな話題となった。 異色のキャリアを経て、高知銀行頭取に就任した河合頭取にインタビューした。

4

  • TSRデータインサイト

ダイヤモンドグループ、複数先への債務不履行~蔑ろにされた「地域イベントの想い」 ~

ライブやフェスティバルなどの企画やチケット販売を手掛けるダイヤモンドグループ(株)(TSRコード:298291827、東京都、以下ダイヤモンドG)の周辺が騒がしい。

5

  • TSRデータインサイト

2025年1-8月の「人手不足」倒産が237件 8月は“賃上げ疲れ“で、「人件費高騰」が2.7倍増

2025年8月の「人手不足」が一因の倒産は22件(前年同月比37.5%増)で、8月では初めて20件台に乗せた。1-8月累計は237件(前年同期比21.5%増)に達し、2024年(1-12月)の292件を上回り、年間で初めて300件台に乗せる勢いで推移している。

TOPへ