• TSRデータインサイト

ケフィア事業振興会の元代表ら9名逮捕、食品オーナー商法で被害拡大

 半年で10%の利子をうたい文句に「柿」など食品のオーナー商法を展開していた(株)ケフィア事業振興会(TSR企業コード: 298080745、千代田区、以下ケフィア)の鏑木秀彌・元代表取締役ら9名が2月18日、警視庁に出資法違反の疑いで逮捕された。
 ケフィアは高齢者を中心に全国4万人超の会員から約2,200億円を集めたが、2017年11月頃から会員への利息支払いが滞り始め、被害弁護団が結成されていた。
 ケフィアは2018年9月3日、東京地裁から破産開始決定を受け、その後も相次いでグループ会社(ケフィア含め28社)が破産開始決定を受けていた。


(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2020年2月19日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハンバーガー店の倒産、最多更新 ~ 材料高騰、大手と高級店の狭間で模索 ~

年齢を問わず人気のハンバーガー店が苦境だ。2024年は1件だった倒産が、2025年は8月までに7件に達し、過去最多の2014年の年間6件を上回った。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「全国のメインバンク」調査 ~GMOあおぞらネット銀行 メイン社数の増加率2年連続トップ~

「2025年全国企業のメインバンク調査」で、GMOあおぞらネット銀行が取引先のメインバンク社数の増加率(対象:500社以上)が2年連続でトップとなった。

3

  • TSRデータインサイト

タクシー業界 売上増でも3割が赤字 人件費・燃料費の高騰で二極化鮮明

コロナ禍を経て、タクシー業界が活況を取り戻している。全国の主なタクシー会社680社の2024年度業績は、売上高3,589億5,400万円(前期比10.6%増) 、利益83億3,700万円(同11.1%増)で、増収増益をたどっている。

4

  • TSRデータインサイト

「葬儀業」は老舗ブランドと新興勢力で二極化 家族葬など新たな潮流を契機に、群雄割拠

全国の主な葬儀会社505社は、ブランド力の高い老舗企業を中心に、売上高を堅調に伸ばしていることがわかった。 ただ、新たに設立された法人数が、休廃業・解散や倒産を上回り、市場は厳しい競争が繰り広げられている。

5

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

TOPへ