• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

東北道・佐野SA上り線 売店の利用できず

 8月14日未明から東北自動車道・佐野サービスエリア(SA)上り線のフードコート、売店の営業が一斉にストップした。運営する(株)ケイセイ・フーズ(TSR企業コード:290996813、佐野市、以下ケイセイ社)の労使トラブルが原因とみられる。
 東北道を管理する東日本高速道路(株)(TSR企業コード: 296427098、以下NEXCO東)も対応に追われている。東京商工リサーチ(TSR)は14日、ケイセイ社に取材を試みたが連絡がつかなかった。
 TSRの企業データベースによると、ケイセイ社の代表取締役A氏が代表を兼務する企業は栃木県内に複数確認される。このうち、少なくとも2社は、最近の決算で債務超過に陥っている。ただ、取引先は「(ケイセイ社が)業績不振と聞いたことはなく、今回の事態に驚いている」と話す。
 佐野SA上り線は、NEXCO東がケイセイ社にテナント運営を委託し、ケイセイ社はレストラン、フードコート、ショッピングコーナー(売店)を運営していた。
 ケイセイ社は8月11日、ネットニュースで「一部の業者が納品を中止した」など、運営面の支障を報じられていた。NEXCO東にも12日以降、佐野SAに関する問い合わせが数多く寄せられているという。
 NEXCO東は今後のフードコート等の運営について、「めどが立ち次第、すぐ営業再開したい」とコメント。ただ、再開時期は「ケイセイ社への確認が取れ次第」と語るにとどめ、再開のメドは立っていない。

東北道・佐野SA(8月14日午後・画像は一部加工しています)

東北道・佐野SA(8月14日午後・画像は一部加工しています)

自動販売機、トイレは利用可能

 14日午後、佐野SA上り線のトイレと自動販売機は、NEXCO東が管理しており利用できる。また、屋外にはかき氷や軽食などの屋台が出店されている。佐野SAは上下線とも徒歩で行き来が可能で、施設の相互利用できるため、NEXCO東では「ご迷惑をお掛けするが、ショッピングなどは上り線の営業再開まで下り線をご利用いただきたい」と話している。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ