• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

はれのひの記者会見 篠﨑社長は「知人のところに居た。隠れるつもりはなかった」

 1月26日、横浜地裁から破産開始決定を受けた「はれのひ(株)」(TSR企業コード:872372723、篠﨑洋一郎社長)が同日19時5分から横浜市内で会見を開いた。会見には篠﨑社長のほか、申請代理人の吉田進一弁護士らが出席した。

 冒頭、吉田弁護士が「破産申請時の負債総額は6億3,500万円だが、晴れ着の購入者など顧客に対する債務は含まれておらず、最終的な負債は10億円を超える可能性がある」と説明。
 また、申請時の負債総額については「金融債務は12社に対して3億8,000万円。一般債務は270社に対して1億8,000万円。税金滞納分が5,500万円、未払い賃金が35名に対して1,800万円」と内訳を説明した後、「一般債務の270社には着付けの提携先(美容師など)200社が含まれる」と補足した。

 吉田弁護士の説明の後、19時23分から篠﨑社長がマイクを持った。篠﨑社長は、「お客様をはじめお取引先様へ多大な迷惑をおかけし申し訳ありません」と謝罪した。破産理由については、「平成23年3月に会社を設立して以降、一時は6店舗を構えたが人件費の増加などがあった。28年9月期に大幅な赤字を計上し、新たな融資、リスケのお願い、M&Aの検討をしたが、成人式当日の費用の支払いの目途がつかなかった」と述べた。
 篠崎社長は成人の日(1月8日)の騒動以降、一切連絡が取れない状態が続いていた。この点に記者の質問が及ぶと、「知人のところに居た。隠れるつもりはなかった」と釈明した。

 また、はれのひは求人サイトなどで2016年9月期の売上高を4億8,000万円と実際より1億円程度多く公表し、資本金は150万円のところ1,000万円と記載していた。この点への指摘に篠﨑社長は、「ホームページの制作会社に任せていた。(売上高は)記載ミスとチェックミスがあった。資本金は1,000万円にする予定だったが、先に載せてしまった。実際は資本が入れられなかった」と悪びれずに語った。

「はれのひ」の篠﨑洋一郎社長(1月26日の記者会見にて)

「はれのひ」の篠﨑洋一郎社長(1月26日の記者会見にて)

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ