• TSRデータインサイト

東芝の資本金、2,000億円から4,999億9,999万7,000円に

 12月5日、経営再建中の(株)東芝(TSR企業コード:350323097、東京都、東証2部)は「第三者割当による新株式の払込完了に関するお知らせ」をリリースした。11月19日に新株発行により、ウエスチングハウス(WH)の親会社保証の一括弁済に充てると発表していたが、これが一歩前進したことになる。
今回の第三者割当による発行価額の総額は5,999億9,999万4,000円で、このうち2,999億9,999万7,000円を資本金に繰り入れ、新資本金は4,999億9,999万7,000円となる。残額の2,999億9,999万7,000円は資本準備金とする。
12月12日現在、東芝の商業登記簿上の資本金額は2,000億円のままで変化がない。この点について東芝の担当者は、「12月5日の払込完了で増資は即日発効している。また、7日には割当先が株式の新規登録している」という。その上で、「現時点(12月12日)で登記変更の申請手続きはしていない。増資完了から2週間以内に申請するルールなので、それまでに申請する予定だ」と話す。
東京法務局の担当者によると、「会社法上、登記事項に変更が生じた場合、2週間以内に登記変更を申請しなければならない。期限を過ぎた場合は、法人代表者に対して100万円以下の過料が科せられる可能性がある」という。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2017年12月13日号掲載予定「SPOT情報」を転載)

 TSR情報とは

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「建設コンサルタント」 の業績拡大 ~ 災害対策や老朽化修繕など、安全対策が寄与 ~

2025年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損による大規模な道路陥没事故から1年が経過した。事故を機に普段何気なく利用するインフラの老朽化を身近に感じた人も多いだろう。工事を直接担うのは建設会社だがその裏で設計監理する土木工事の「建設コンサルタント」の業績が好調だ

2

  • TSRデータインサイト

病院経営の法人、採算悪化で赤字法人が5割に迫る 収入は微増、利益はコロナ禍から1兆円以上の大幅減

全国で「病院」を経営する6,266法人の直近決算は、約半数にのぼる3,021法人(構成比48.2%)が赤字だったことがわかった。赤字法人率はコロナ禍以降、3年連続で上昇した。

3

  • TSRデータインサイト

2月の「人手不足」倒産 「求人難」が3.3倍に急増 従業員の採用と賃上げで中小企業は苦悩強まる

2026年2月の「人手不足」倒産は47件(前年同月比147.3%増)で、2025年9月の48件以来、5カ月ぶりに40件台に乗せた。2026年1-2月累計は83件(前年同期比45.6%増)で、同期間では調査を開始した2013年以降、最多だった前年の57件を大きく上回り、増勢を強めている。

4

  • TSRデータインサイト

2月の「ゼロゼロ融資」利用後倒産は27件 返済開始の最後のピークを控え、今後増勢の懸念も

2026年2月の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用した企業の倒産は、27件(前年同月比18.1%減)で、2カ月連続で前年同月を下回った。

5

  • TSRデータインサイト

2月の「税金滞納」倒産は10件、3カ月ぶりに減少 10件すべて破産、税金滞納が経営再建の障害に

2026年2月の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、10件(前年同月比33.3%減)だった。3カ月ぶりに前年同月を下回り、2月としては2年連続で減少した。

TOPへ