全国企業倒産状況

2003年度(平成15年度)上半期(4月〜9月) 全国企業倒産状況

Xアイコン
facebookアイコン
倒産件数 8,183件
負債総額 5兆4,193億3,100万円
前年同期比(件数) -14.2% (前年同期 9,543件)
前年同期比(負債) -10.7% (前年同期 6,073,756百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

倒産件数は前年比減ながら不況型構成比は過去最悪

 2003年度(平成15年度)上半期[4-9月]の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は、8,183件。負債総額は、5兆4,193億3,100万円となった。
倒産件数は、前年同期比で14.2%減少し、上半期としては戦後13番目。また、負債総額は前年同期比10.7%の減少ながら、上半期比較で戦後7番目の規模となった。

企業倒産が一服状態にあるのは、手形取引の減少や政策金融(信用保証制度等)によるところが大きいが、その実、中小企業にとっては依然として厳しい経営環境が続いている。

産業別

◎産業別では、9産業のうち8産業で倒産件数が前年を下回った。

産業別分類 件数(件) 負債額(百万円)
一次産業 55 51,584
建設業 2,643 628,994
製造業 1,344 504,094
卸売業 1,403 552,021
小売業 885 244,868
金融・保険 43 372,915
不動産 276 1,383,728
運輸・通信 333 245,570
サービス他 1,201 1,435,557
合計 8,183 5,419,331

地区別

◎地区別では、9地区のうち全地区で件数が前年を下回った。また都道府県別では、前年比件数で増加したのは9県、減少は38都道府県となった。

都道府県 件数(件) 負債額(百万円)
北海道 336 305,853
東北 474 231,417
関東 2,959 2,520,723
中部 848 308,150
北陸 213 67,053
近畿 1,899 1,374,679
中国 383 139,664
四国 264 130,369
九州 807 341,423
合計 8,183 5,419,331
  • 原因別では、不況型倒産(販売不振・赤字累積・売掛金回収難)が、前年同期比10.3%減の6,285件、構成比は76.8%となり、上半期比較で構成比過去最悪を更新した。
  • 形態別では、法的申立が前年同期比0.6%増の3,384件、倒産構成比は41.3%に達し、上半期比較で件数・構成比ともに過去最悪更新した。そのうち、再建型(会社更生法、民事再生法、商法に基づく会社整理)は460件、消滅型(破産、特別清算)が2,924件。
  • 国内上場企業倒産は、マツヤデンキや福助など11件が発生した。
  • 企業倒産に伴う従業員被害者数(倒産企業従業員総数)は、7万7,439人となった。

当期の主な倒産

  • 朝日住建(株)/大阪府/マンション分譲・ホテル経営/360,000(百万円)/破産
  • (株)アール・エス・ティー/東京都/貸金業/212,400(百万円)/破産
  • (株)レオマ/大阪府/遊園地経営/139,400(百万円)/民事再生法
  • 東京湾観光(株)/東京都/ゴルフ場経営/130,000(百万円)/民事再生法
  • 緑営開発(株)/東京都/ゴルフ場経営/121,000(百万円)/民事再生法
  • 山一土地(株)/東京都/不動産売買/83,300(百万円)/特別清算
  • アエル(株)/東京都/消費者金融業/82,000(百万円)/会社更生法
  • 日本新都市開発(株)/東京都/戸建・マンション分譲/77,500(百万円)/特別清算
  • 関兵精麦(株)/宮城県/不動産分譲、リゾート業/67,400(百万円)/民事再生法
  • パシフイツク・リアルエステート(株)/東京都/不動産賃貸/66,746(百万円)/破産

禁・転載・複写

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ