• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

ヤマダHD 純利益を430億円に上方修正、巣ごもり需要根強く

 家電量販店最大手の(株)ヤマダホールディングス(TSR企業コード:270114270、高崎市、東証1部)は2月4日、2021年3月期連結の業績予想で純利益を430億円に上方修正した。前年利益から345億3,500万円の大幅増益の見通し。

ヤマダHDの担当者は、「巣ごもり需要でエアコンや空気清浄機が好調だった。テレワークの広がりによるPC需要は落ち着いたが、関連商品は引き続き伸びている」と説明。新生活が始まる4月を前に「引っ越しを伴わず新生活を始めるお客様向けに、SPA商品(自社ブランド商品)も含め、新しい学習、新しい生活を提案していきたい」とコメントした。

2021年3月期(連結)は、売上高1兆7,190億円(前年比6.7%増)、営業利益752億円(同96.2%増)と、昨年10月発表の予想を据え置いた。税効果会計を含む法人税等合計の検証で、法人税等合計が前回見込みより110億円減少し、純利益は430億円(同74.8%増)に上方修正した。

2020年4-12月(連結)の売上高は1兆2,830億9,300万円(前年同期比5.3%増)、営業利益744億600万円(同105.0%増)、純利益427億2,300万円(同72.2%増)と減損損失が72億円増加したが売上増の寄与で大幅増益を確保した。

特別定額給付金の支給が家電製品の買い替えの後押しとなったほか、ヤマダHDが進める「暮らしまるごと」のコンセプトのもと、家電だけでなく家具や生活雑貨、住宅関連商品など商品拡充が貢献した。

ヤマダHD①

‌ヤマダデンキの店舗(TSR情報)
Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「最低賃金」改定で、51.3%の企業が「給与変更」 2020年代の1,500円 「対応不可能」が4割切る

厚生労働省は9月3日、2026年度の全国の最低賃金額(平均)を1,177円(56円増)に引き上げた。 1978年度に目安制度が始まって以降、平均引き上げ額56円は前年度に続き2番目の高さで、これを受けて給与改定を迫られる企業が半数に達することがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

1-9月「医療機関」倒産 過去最多の59件 身近なクリニック、歯科医院で苦境が鮮明

医療機関の倒産が再び勢いを増している。2026年1月-9月に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は59件(前年同期比28.2%増)と、過去最多を更新した。

3

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

4

  • TSRデータインサイト

「社会保険の適用拡大」 中小・零細企業ほど負担増 企業の44.9%が「働き控え」懸念、「未対応」も半数

2026年10月から非正規従業員にも社会保険の適用が拡大された。「月収8万8,000円以上」の賃金要件が撤廃され給与額に関わらず条件を満たす社員は、新たに厚生年金や健康保険の加入対象となる。10月1~8日企業を対象に「社会保険適用の基準変更」に関するアンケート調査を実施した。

5

  • TSRデータインサイト

2026年1-9月「デイサービス」倒産47件 同期間で過去最多、介護業界の苦境鮮明

デイサービスなど「通所・短期入所介護事業」の倒産が増加している。2026年は9月までに47件(前年同期比34.2%増)と大幅に増加し、1-9月で過去最多を更新した。多様化するサービスなど、他社との競争が激化するほか、物価高に人手不足も重なり、苦境が深まっている。

TOPへ