手形ジャンプ

約束手形の支払期日に決済が困難になった際、手形支払先への支払いを延ばすことです。交渉は個別に行われることが多く、一般的には公表されません。資金繰り悪化が原因の場合が多く、与信上では要注意事項のひとつです。

手形ジャンプの特徴

詳細に表現すると振り出された発行済み手形の期限を変更する方法のひとつで、期日を改めた新しい手形を再度振り出し以前のものを無効とするのが手形ジャンプです。もうひとつの方法としては、手形の決済日を訂正する方法があります。

TSRの視点

手形取引の場合、支払期日の記入は必須となっており、通常ではその支払期日(支払サイト)に変更は生じません。しかし、支払期日までに資金が準備できない場合は手形ジャンプなど支払期日延長の要請をせざるを得ません。これは、資金繰りが厳しいことが想定され、数ある倒産予兆の中でもかなり注意が必要な状況となります。

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