合名会社

無限責任を負う社員のみで構成している会社形態です。合資会社と同様、人的つながりを重視しており、人的会社と表現されます。所有と経営が一致している持分会社のひとつです。

合名会社の特徴

現状の会社法における会社形態で最も基礎的なもので、個人事業から共同事業を想定した会社形態です。社員は出資をして業務も行い、無限責任を負うため事業による債務の弁済責任が事業に投じた資金等の額に限定されず、個人財産全体に及ぶ点が特徴です。

TSRの視点

信頼関係が最も重視される会社形態であり、古くは戦前の財閥系列企業における株式所有に利用されていましたが、採用している企業の多数は小規模零細企業でその他の会社形態に比べると採用している企業数は少なくなっています。また、創業が古い企業が多く地域的にみると沖縄県で多くみられ、2006年5月施行の会社法では社員一人での合名会社を認めたので、個人事業が合名会社に法人化することも可能となっています。

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