合同会社

全社員が出資額を限度とした有限責任を負う会社形態です。同様に株式の有限責任が認められる株式会社と比べると、会社運営の自由度が高いです。所有と経営が一致している持分会社のひとつです。

合同会社の特徴

Limited（有限）Liability（責任）Company（会社）の略でLLCとも呼ばれ、直訳は「有限責任の会社」です。元々、LLCは最初にアメリカのワイオミング州が導入し、1977年にスタートしました。

TSRの視点

2006年5月から施行となった会社法で有限会社に変わる新たな会社形態です。ベンチャー思考の強いアメリカでは起業の起爆剤となり、日本でも起爆剤としての役割が期待されましたが、アメリカでの大きなメリットであった構成員課税（社員＝出資者に税金をかけること）が適用されず、これまでの法人課税が課されることとなり、会社法施行以降も合同会社の設立は浸透していないのが現状です。

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