• TSR速報

吉井企画(株)

※画像は実際の企業とは関係ありません

※画像は実際の企業とは関係ありません

 吉井企画(株)(松山市)は10月23日、松山地裁より破産開始決定を受けた。
 破産管財人には岡本林弁護士(岡本法律事務所、同市一番町2-4-8)が選任された。
 負債総額は約95億円。

 2004年4月に破産した愛媛住宅建設(株)(松山市)が計画し、頓挫していた宅地分譲計画を練り直すかたちで2001年10月、道後平ニュータウンの販売を開始した。県内外のハウスメーカーとのタイアップや積極的な広告によって完売を目指していた。
 しかし、販売面で苦戦し、多額の債務超過に陥っていた。赤字計上が続き、先行きの見通しも立たないことから、販売用不動産の整理を待って今回の措置となった。

※吉井企画(株)(TSR企業コード:820199010、法人番号:1500001004295、松山市一番町2-6-21、設立1988(昭和63)年12月、資本金1000万円)
※愛媛住宅建設(株)(TSR企業コード:820108723、松山市、2004年4月破産)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月の「人手不足」倒産が過去最多 「従業員退職」が前年の1.6倍増、初の年間300件超へ

2025年9月に「人手不足」が一因となった倒産は、調査を開始した2013年以降では月間最多の46件(前年同月比109.0%増)を記録した。また、2025年1-9月累計も、過去最多の285件(前年同期比31.3%増)に達し、人手不足はより深刻さを増していることがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

ケーキや和菓子は「高値の花」に、スイーツ店が苦境 倒産は過去20年で最多ペース、競合商品も台頭

街のスイーツ店が苦境に陥っている。材料コストの上昇、酷暑、人手不足が重なり、商品値上げによる高級化も購入機会の減少につながったようだ。2025年1-9月の菓子製造小売の倒産は、過去20年で最多の37件に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年1-9月「後継者難」倒産が過去2番目 332件 高齢化が加速、事業承継の支援が急務

代表の高齢化が進み、後継者が不在のため事業に行き詰まる企業が高止まりしている。2025年1-9月の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は332件(前年同期比4.5%減)で、2年ぶりに前年同期を下回った。だが、2025年は過去最多だった前年同期の348件に次ぐ、過去2番目の高水準だった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

5

  • TSRデータインサイト

2025年度上半期の「円安」倒産30件 仕入コスト上昇が卸売業を直撃

2025年度上半期(4-9月)の「円安」関連倒産は、30件(前年同期比31.8%減)だった。上半期では、2022年度以降の円安では前年度の44件に次いで、2番目の高水準になった。

TOPへ