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(株)レイ・カズン

レイ・カズンで運営する店舗(TSR撮影)

レディースカジュアルブランド「Ray Cassin」や「DOUBLE NAME」などを展開

 (株)レイ・カズン(渋谷区)は10月31日、東京地裁に民事再生法を申請した。申請代理人は大宮立弁護士(レックス法律事務所、千代田区麹町4-3-29)ほか。
 負債は現在調査中。

 レディースカジュアルブランド「Ray Cassin」や「DOUBLE NAME」などを自社で展開していた。ニット製品などのカジュアルウェアを主体として人気を博し、全国のファッションビルや商業施設、アウトレットモールに約50店舗を出店していた。また、このほか、大手ECサイトなどにも出店し、2019年9月期には売上高約72億円をあげていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降は、外出自粛等に伴うアパレル需要の低迷などから販売が減少し、2021年9月期には売上高約55億円まで落ち込んだ。2022年9月期は外出制限の緩和などから売上高が約70億円まで回復、市場環境の変化に対処すべく経営努力を重ねてきたものの、ここにきて自力での再建が困難と判断し、今回の措置となった。

 なお、店舗やECでの営業は通常通り継続している。

 ※(株)レイ・カズン(TSR企業コード:294667520、法人番号:1010401100487、渋谷区千駄ヶ谷3-24-9、設立2012(平成24)年6月、資本金5000万円)

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