• TSR速報

(株)いわき・タウンズヴィルほか2社

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

~かつて「いわきタウンズヴィル」で宅地分譲などを手掛けていた~

(株)いわき・タウンズヴィル(港区芝5-29-22、設立2012(平成24)年5月、皿井鉄就社長)と、(株)ワイズリー(渋谷区神宮前1-8-26、設立2004(平成16)年7月、同社長)、(有)Mキュービック(同所、設立2005(平成17)年12月、同社長)の3社は2月8日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には小山哲弁護士(アクトアドヴァイザーズ法律事務所、港区虎ノ門1-17-1、電話03-6868-8426)が選任された。
負債は、いわき・タウンズヴィルが債権者14名に対して約3億2000万円、ワイズリーが債権者18名に対して約26億6700万円、Mキュービックが債権者11名に対して約24億7700万円で、3社合計約54億6400万円。
※(株)いわき・タウンズヴィル(TSR企業コード:153127236、法人番号:7380001021513)
(株)ワイズリー(TSR企業コード:300230125、法人番号:6011001059069)
(有)Mキュービック(TSR企業コード:294703748、法人番号:6011002035705)

いわき・タウンズヴィルは、「いわきタウンズヴィル」(福島県いわき市)で、宅地分譲などを手掛け、その後、同地の管理業務などを請け負っていた。しかし、2018年に法人と代表者が脱税により告発されたこともあり、2019年には実質的に事業を停止していた。
ワイズリーとMキュービックは、都内でマンション用地の買収などを行い、デベロッパーへ不動産を売却していた。しかし、リーマン・ショックの影響により不動産価格が下落するなどして資金繰りが悪化。2008年頃には休眠状態となっていた。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

建材販売業の倒産 コロナ禍の2倍のハイペース コスト増や在庫の高値掴みで小規模企業に集中

木材や鉄鋼製品などの建材販売業の倒産が、ジワリと増えてきた。2025年1-7月の倒産は93件で、前年同期(75件)から2割(24.0%)増加した。2年連続の増加で、コロナ禍の資金繰り支援策で倒産が抑制された2021-2023年同期に比べると約2倍のハイペースをたどっている。

2

  • TSRデータインサイト

「転勤」で従業員退職、大企業の38.0%が経験 柔軟な転勤制度の導入 全企業の約1割止まり

異動や出向などに伴う「転勤」を理由にした退職を、直近3年で企業の30.1%が経験していることがわかった。大企業では38.0%と異動範囲が全国に及ぶほど高くなっている。

3

  • TSRデータインサイト

女性初の地銀頭取、高知銀行・河合祐子頭取インタビュー ~「外国人材の活用」、「海外販路開拓支援」でアジア諸国との連携を強化~

ことし6月、高知銀行(本店・高知市)の新しい頭取に河合祐子氏が就任した。全国の地方銀行で女性の頭取就任は初めてで、大きな話題となった。 異色のキャリアを経て、高知銀行頭取に就任した河合頭取にインタビューした。

4

  • TSRデータインサイト

ダイヤモンドグループ、複数先への債務不履行~蔑ろにされた「地域イベントの想い」 ~

ライブやフェスティバルなどの企画やチケット販売を手掛けるダイヤモンドグループ(株)(TSRコード:298291827、東京都、以下ダイヤモンドG)の周辺が騒がしい。

5

  • TSRデータインサイト

2025年1-8月の「人手不足」倒産が237件 8月は“賃上げ疲れ“で、「人件費高騰」が2.7倍増

2025年8月の「人手不足」が一因の倒産は22件(前年同月比37.5%増)で、8月では初めて20件台に乗せた。1-8月累計は237件(前年同期比21.5%増)に達し、2024年(1-12月)の292件を上回り、年間で初めて300件台に乗せる勢いで推移している。

TOPへ