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2025年「農業」倒産103件で過去最多「酪農」「花き作」「肉用牛生産」が大幅増

~ 2025年の「農業」倒産動向 ~


 2025年の「農業」倒産は103件(前年比18.3%増)で、1996年以降の30年間で最多を記録した。倒産が100件を超えたのは初めて。コロナ禍の給付金や助成金が下支えした2021年は42件にとどまったが、円安やロシアのウクライナ侵攻による資材や飼料の価格上昇、人件費のアップなどで、倒産が増勢を強めている。
 負債総額は402億8,000万円(同109.1%増)で、前年の2.0倍に膨らんだ。負債10億円以上の大型倒産は前年と同件数の7件だったが、施設野菜生産などを手掛ける(株)サラ(岡山)の負債157億6,700万円が負債総額を押し上げた。
 「人手不足」倒産は14件(前年比133.3%増)で、このうち、後継者難が7件(同75.0%増)発生し、農業の事業承継問題の深刻さを示した。

 「農業」倒産の業種別(小分類)は、野菜作農業などの「耕種農業」が64件(前年比10.3%増、構成比62.1%)で最多だった。資本金別では1千万円未満が82件(構成比79.6%)、形態別では破産が79件(同76.6%)で、小・零細規模での破産が目立った。
 農林水産省によると、2024年の農地所有適格法人は2万1,857法人、リース法人は4,544法人で、法人の農業参入は増加傾向にある。ただ、円安などで資材や飼料、エネルギー価格が上昇しており、「物価高」倒産は20件(前年比25.0%増)に達した。小・零細の営農企業を取り巻く環境は厳しさを増しており、輸入品との競合に加え、物価高や担い手不足への対応が急務になっている。
※本調査は、 2025年1-12月「全国企業倒産」(負債1,000万円以上)から、日本産業分類の「農業」(「耕種農業」「畜産農業」「農業サービス業」「園芸サービス業」)を抽出し、分析した。

農業の倒産 年次推移

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