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再建中の三陽商会、新型コロナで店舗休業続き42億円の赤字

 経営再建中のアパレル大手、(株)三陽商会(TSR企業コード:290059666、東証1部)は6月30日、2021年2月期第1四半期(3-5月期)の決算(連結)で当期純利益が42億8,400万円の赤字だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で4月上旬から5月末にかけ、主力の百貨店で営業を中止したことが影響した。
 売上高は57億5,300万円だった。前期から決算月を2月に変更し、前期は14カ月の変則決算だが、前年同期と比べて103億6,300万円減少、約3分の1に落ち込んだ。
 2020年2月期時点で、算定が困難としていた2021年2月期通期の業績予想は、引き続き未定とした。同社は2015年12月期以来、4期連続で最終赤字(通期)を計上。4月に発表した「再生プラン」では22年2月期の黒字化を目指すとしており、2021年2月期も赤字決算の見通し。
 現預金は2020年2月末時点の129億3,700万円から35億4,000万円減少し、5月末時点で93億9,700万円となった。キャッシュの流出も進む一方、在庫は169億6,700万円と2月末より32億7,200万円増加した。
 三陽商会は、「不採算ブランドの撤退、ターゲット消費者が重複するブランド、並びにプロダクトラインの適正化を検討し、コスト削減に努めていく」としている。

三陽商会運営のCAST

‌三陽商会が2019年にスタートさせた「CAST:」の店舗(東京都内)

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