• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

大塚家具、11月もセール好調で2カ月連続の売上増

 (株)大塚家具(TSR企業コード:291542085、江東区、大塚久美子社長)は、10月と11月の2カ月連続して全店の売上高が前年同月を上回った。
大塚家具は10月の売上高が昨年7月以来、15カ月ぶりに前年同月を上回ったが、11月も前年同月比で全店の売上高が4.1%増えた。9月28日から11月25日まで開催した「在庫一掃セール」が好評で、応接などが売上高を押し上げた。インターネット通信販売のEC売上高も前年同月比58.0%増と伸びた。2カ月連続して前年同月比で売上が上回ったのは、昨年6月、7月以来の16カ月ぶりとなる。
大塚家具によると、「店舗の再構築や資本増強、業務提携など具体的に交渉を進めている」というが、動きはない。このため、2018年6月中間期決算から「継続企業の前提に関する注記」(GC注記)が付いたままだ。
2018年12月期の業績予想は売上高376億3,400万円(前期比8.4%減)、営業赤字51億円、当期赤字34億2,600万円と3期連続の赤字を見込む。
「在庫一掃セール」の終了後も、大塚家具の担当者は「イベントの企画を予定している」と答えた。セールの反動減がでるか、それともさらに集客を伸ばすことができるか、期末の売上動向が注目される。

(株)大塚家具 店舗売上前年同月比、月末店舗数


(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年12月3日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

 TSR情報とは

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「最低賃金」改定で、51.3%の企業が「給与変更」 2020年代の1,500円 「対応不可能」が4割切る

厚生労働省は9月3日、2026年度の全国の最低賃金額(平均)を1,177円(56円増)に引き上げた。 1978年度に目安制度が始まって以降、平均引き上げ額56円は前年度に続き2番目の高さで、これを受けて給与改定を迫られる企業が半数に達することがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

1-9月「医療機関」倒産 過去最多の59件 身近なクリニック、歯科医院で苦境が鮮明

医療機関の倒産が再び勢いを増している。2026年1月-9月に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は59件(前年同期比28.2%増)と、過去最多を更新した。

3

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

4

  • TSRデータインサイト

「社会保険の適用拡大」 中小・零細企業ほど負担増 企業の44.9%が「働き控え」懸念、「未対応」も半数

2026年10月から非正規従業員にも社会保険の適用が拡大された。「月収8万8,000円以上」の賃金要件が撤廃され給与額に関わらず条件を満たす社員は、新たに厚生年金や健康保険の加入対象となる。10月1~8日企業を対象に「社会保険適用の基準変更」に関するアンケート調査を実施した。

5

  • TSRデータインサイト

2026年1-9月「デイサービス」倒産47件 同期間で過去最多、介護業界の苦境鮮明

デイサービスなど「通所・短期入所介護事業」の倒産が増加している。2026年は9月までに47件(前年同期比34.2%増)と大幅に増加し、1-9月で過去最多を更新した。多様化するサービスなど、他社との競争が激化するほか、物価高に人手不足も重なり、苦境が深まっている。

TOPへ