• TSR速報

Xアイコン
facebookアイコン

HW ELECTRO(株)

HW ELECTROが入居していたビル(8月4日TSR撮影)

HW ELECTROが入居していたビル(8月4日TSR撮影)

【続報】小型商用EV車「ELEMOシリーズ」の販売を手掛けていたHW ELECTRO(株)(東京)が破産開始

 8月6日に破産申請したHW ELECTRO(株)(江東区)は8月12日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
 申請代理人は澤田和也弁護士(馬場・澤田法律事務所、千代田区内幸町1-2-1)ほか。
 破産管財人には衛藤佳樹弁護士(TMI総合法律事務所、港区六本木6-10-1)が選任された。
 負債総額は債権者約160名に対して約17億円。

 次世代の多用途小型商用EV車とされる「ELEMOシリーズ」などの販売を手掛けていた。中国のEV車両メーカーから輸入し、カスタマイズを行い、ELEMOの商標で販売していた。2023年9月期に売上高2億3995万円をあげたが、開発費や宣伝費が先行し、9億9550万円の最終赤字を計上した。
 
 こうしたなかHW ELECTROは2023年11月、米国証券取引委員会に対し、米国預託証券(ADR)を用いた米ナスダック市場(NASDAQ Capital Market)への上場を目的とする登録届出書(F-1)を提出したことをリリースした。しかし、当初想定していた「2024年中の上場・増資」という計画は予定どおりには進まなかった。

 以降も採算性の改善が遅れ、2025年以降になると、売掛金や建物明渡請求事件などの被告となる事態が相次いでいた。こうしたなか、先行きの見通しが立たず、7月上旬には事業を停止し、今回の措置となった。


※HW ELECTRO(株)(TSRコード:131403508、法人番号:4010601055545、江東区青海2-7-4、設立2019(令和1)年5月、資本金10億69万5510円)

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

上場企業「個人情報漏えい」、過去最悪ペース ~ 100万件以上、2026年はすでに10件の異常事態 ~

情報セキュリティ対策は、企業の事業継続上でも不可欠な経営課題に浮上している。 AI普及で、より強固な対策が必要なのは当然だが、被害を受けた場合の迅速な対策を示す事業継続計画(BCP)の整備も求められる。

2

  • TSRデータインサイト

リフォーム工事業の倒産、過去最多ペース ~ 資材高と人手不足、値引き要求で「利益なき工事」 ~

住宅ローン金利上昇、地価高騰で中古への視線が熱い。ただ、2026年のリフォーム工事会社の倒産は、1-9月で96件(前年同期比20.0%増)に達し、2002年以降の最多を更新した。このペースだと年間120件を超える。

3

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

4

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

5

  • TSRデータインサイト

年度上半期の「人手不足」倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加

2026年度上半期(4-9月)の「人手不足」倒産は、240件(前年同期比17.0%増)と過去最多を記録した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底に、5年連続で前年同期を上回った。調査を開始した2013年以降の年度上半期では、これまで最多だった前年同期(205件)を抜いて最多を更新した。

TOPへ