全国企業倒産状況

2004年(平成16年)上半期[1-6月] 全国企業倒産状況

倒産件数 7,072件
負債総額 4兆1,642億8,500万円
前年比(件数) -19.5% (前年 8,786件)
前年比(負債) -34.8% (前年 6,389,857百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

2年連続減少

 2004年(平成16年)上半期[1-6月]の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は、7,072件。負債総額は、4兆1,642億8,500万円となった。
倒産件数は、前年同期比で19.5%減少し、上半期比較では戦後19番目の数字となった。1999年の6,958件以来、5年ぶりに8,000件を下回り、2年連続減少に推移した。 また、負債総額は前年同期比34.8%の減少ながら、上半期比較で戦後8番目にランクインした。


産業別

◎産業別では、10産業のうち8産業で倒産件数が前年を下回った。

産業別分類 件数(件) 負債額(百万円)
農・林・漁・鉱業 53 26,661
建設業 2,099 721,172
製造業 1,097 364,193
卸売業 1,106 290,928
小売業 887 229,793
金融・保険業 36 161,526
不動産業 264 832,899
運輸業 242 73,490
情報通信業 162 63,105
サービス業他 1,126 1,400,518
合計 7,072 4,164,285

業種分類のコード改訂(日本標準産業分類に基づく)に伴い、弊社データベースは2004年1月度より新業種分類に移行。このため、産業別分類は従来の9産業から10産業に変更している。対前年増減は前年数値も新業種コードに変換して算出。


地区別

◎地区別では、9地区のうち全地区で件数が前年を下回った。

また都道府県別では、前年比件数で増加したのは3府県、減少は44都道府県となった。

地区別分類 件数(件) 負債額(百万円)
北海道 315 87,788
東北 400 166,018
関東 2,568 2,294,489
中部 718 299,660
北陸 195 75,781
近畿 1,751 886,983
中国 304 90,297
四国 196 54,070
九州 625 209,199
合計 7,072 4,164,285
  • 原因別では、不況型倒産(販売不振・赤字累積・売掛金回収難)が、前年同期比19.4%減の5,408件、構成比は76.4%(過去最悪)となった。
  • 形態別では、法的申立が前年同期比4.4%減の3,232件、倒産構成比45.7%は半期比較で過去最悪を更新した。再建型(会社更生法、民事再生法、商法に基づく会社整理)は351件、消滅型(破産、特別清算)が2,881件。
  • 中小企業基本法に基づく企業倒産は、7,051件。
  • 国内上場企業倒産は、環境建設など8件が発生した。
  • 企業倒産に伴う従業員被害者数(倒産企業従業員総数)は、6万7,485人となった。

当期の主な倒産

  • 大洋緑化(株)/東京都/ゴルフ場/120,441(百万円)/会社更生法
  • ジャパンデベロプメント(株)/千葉県/不動産開発/90,000(百万円)/特別清算
  • (株)大和エンタープライズ/東京都/不動産業/86,900(百万円)/特別清算
  • 大木建設(株)/東京都/総合建設業/76,686(百万円)/民事再生法
  • 新陽環境開発(株)/東京都/不動産賃貸業、有価証券運用/72,000(百万円)/民事再生法

禁・転載・複写

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSR速報 ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

政策金利引き上げ 「1年は現状維持」が59.6% すでに「上昇」が52.0%、借入金利は上昇局面に

企業の59.6%が、これ以上の政策金利の引き上げに「待った!」を希望していることがわかった。今後の望ましい政策金利の引き上げ時期は、「向こう1年は現状維持」が59.6%で最多だった。「引き下げ」も23.6%あり、企業経営の観点では利上げを望む声は少数(16.6%)にとどまった。

2

  • TSRデータインサイト

中小企業の12.2%が事業資金を個人名義で調達 保証債務に上乗せ負担、債務整理や廃業を複雑に

事業資金を代表者名義で調達したことのある中小企業は12.2%に達することがわかった。政府や金融界は「経営者保証ガイドライン」(適用開始2014年2月)や「事業再生ガイドライン」(同2022年4月)などを通じ、企業が抱える債務を整理する際に個人保証が足かせにならないよう取り組んでいる。

3

  • TSRデータインサイト

2025年「早期・希望退職募集」は 1万7,875人 、リーマン・ショック以降で3番目の高水準に

2025年の「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は43社(前年57社)で、募集人数は1万7,875人(同78.5%増)に達したことがわかった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年7-9月の客室単価 1万6,975円 稼働率80%超え 人手不足の解消が課題

ホテル運営の上場12社(13ブランド)の2025年7-9月期の平均客室単価は、1万6,975円(前年同期比8.9%増)で前年同期を上回った。7-9月期で、13ブランドの平均が前年を上回るのは3年連続。平均稼働率は83.9%で前年同期を2.9ポイント上回り、 稼働率も3年連続で上昇している。

5

  • TSRデータインサイト

【最新決算】 私立大学、半数以上が赤字に転落 売上高トップは順天堂、利益トップは帝京大学

全国の私立大学を経営する545法人のうち、半数を超える287法人が直近の2025年3月期決算で赤字だったことがわかった。  

TOPへ