短期借入金

決算日以後1年以内に返済期限が到来する借入金であり、商品の仕入れ代金を金融機関から借りて支払い、商品の売り上げで借りた資金を返済する場合など、短期間の資金繰りの場合に使用します。

短期借入金の特徴

貸借対照表の流動・固定計上区分を分ける基本ルールで、1年以内に返済(清算など)が終わるものを流動資産(流動負債)、1年超のものを固定資産(固定負債)とするワンイヤールールにより、金融機関や役員、従業員などから借入れた1年以内返済予定の資金であり、用途としては運転資金及び季節的な運用が一般的です。

TSRの視点

外部からの調達資金を意味する借入金については、自己調達資金と異なり基本的に利息が生じます。利息額はその借入金の絶対額に比例するため絶対額となる借入金は少ないことが望まれます。この短期借入金については、商品の仕入代金などといった日々の営業活動の根本となる運転資金を主な用途とし、返済は1年以内ということからも金額が多いと調達先の方針でその後の資金繰りが厳しくなることも想定されるため、長期借入金を含めた借入金のバランスについて与信管理の判断が重要です。

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