創業のあゆみ-120年企業の東京商工リサーチ-

1892(明治25)年「商工社として創業」
明治時代初期、近代国家を目指し政府主導で行われた殖産興業。
企業の設立と取引が活発化した時代でもあります。
手形取引や信用取引の拡大もあり、また欧米では既に信用調査機関が活躍し、ビジネス社会でこの業界は重要な位置付けとなっていました。
日本でも信用調査業界の必要が求められた時代背景にあります。
そのような中、信用調査会社としては最も歴史のある「商工社(現:東京商工リサーチ)」が生まれたのです。
上の写真は昭和初期の本社、下の写真は現在の本社です。

日本最初の企業年鑑「日本全国商工人名録(現:東商信用録)」
創業から昭和初期にかけては、日本で最初の企業年鑑「日本全国商工人名録」の出版も行っていました。右の画像は、発刊45周年を記念して出版された「日本全国商工人名録」で、時の大蔵大臣高橋是清氏の祝辞が直筆で記載されており、当時の日本経済における役割の重要性が垣間見えます。

1964(昭和39)年衆議院・商工委員会で「企業倒産」状況を参考人として説明
1952(昭和27)年、日本で最初の信用情報誌「興信特報(現:TSR情報)」全国版を創刊し、企業倒産の全国集計を開始したことを踏まえ、1964(昭和39)年の衆議院・商工委員会での中小企業に関する事項で、企業倒産の状況を参考として説明いたしました。
以来、東京商工リサーチが用いた「倒産」という言葉が全国的に定着することになり、現在まで「企業倒産」の集計では日本で唯一の一貫した定義により、高い信頼を得ています。

1974(昭和49)年商号変更・企業情報データベースサービス開始
1974(昭和49)年「株式会社東京商工興信所」から現在の「株式会社東京商工リサーチ」に商号変更、併せて現在の主力サービスとなっている企業情報データベースサービスを開始し、対外的にも社内的にも大きな転換期となりました。

1999(平成11)年インターネット企業情報「tsr-van2」サービス開始
これまで紙媒体とDBの混合の商品構成でしたが、インターネットとパーソナルコンピューターが普及し始めた時代に合わせ、インターネットから24時間365日、また端末を選ばずに企業情報を閲覧できる「tsr-van2」のサービスを開始しました。
与信管理・マーケティングに最適であり、概要チェック用の「企業情報」は、与信管理の判断指標である評点が収録されて1,200円と業界最安値でご提供。また与信管理ツールとして最も定評のある企業調査レポート「TSR REPORT」をはじめ世界各国の企業情報までご覧いただける究極のビジネスポータルサイトに成長しました。

1994(平成6)年D&Bと業務提携
世界最大の企業データを保有しているD&Bとの提携は、与信管理において、日本国内だけでなく世界に進出するグローバル企業の下支えとなる重要な役割を担うという点で非常に大きな出来事となりました。
日本市場は全てTSRにパートナーシップを任されました。
2000(平成12)年ダンレポートの独占販売権を取得
1994年のD&Bとの業務提携からさらに発展し、D&Bが作成するグローバルスタンダードである信用調査レポート「ダンレポート」の国内独占販売権を取得。
tsr-van2を経由して国内企業の留まらず、世界240ヵ国超の信用調査レポート配信を開始いたしました。

2012(平成24)年D&Bより日本国内の事業譲渡を受け、データベース構築と全ての顧客を承継。創業120周年を迎える
2007(平成19)年に設立した「ダンアンドブラッドストリートTSR株式会社」の事業を全て承継し、TSRが持つ国内屈指の企業データベース・調査能力とD&Bが持つグローバルネットワークを背景とした4億件超の企業データベースをワンストップで効率的に提供できる体制となり、日本におけるD&B製品・サービスの唯一のプロバイダーとして、新たな東京商工リサーチがスタートしました。
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