公開日付:2013.09.25
~揚げあられ「ビーバー」 で有名~
(有)福屋製菓(TSR企業コード:582117160、白山市下柏野町303、設立平成8年7月16日、資本金300万円、新黒正美社長、従業員3名)は、9月20日付けで事業を停止した。事後処理を山村三信弁護士(嘉野法律事務所、金沢市大手町7-15、電話076-221-1221)に一任し、破産申請の準備に入った。
負債総額は金融債務1億2400万円を中心に約1億7000万円の見込み。
昭和24年に創業、28年8月に法人化した福富屋製菓(株)(TSR企業コード:580018237、白山市(旧:松任市))の事業を引き継ぐ形で設立。平成22年2月には製造部門を分離して(株)ビーバー(TSR企業コード:582104351、白山市)を設立した。
福富屋製菓時代から製造してきた主力商品の揚げあられ「ビーバー」は、テレビCMなどの効果もあり北陸地方では相応の知名度があり、福富屋製菓時代には最盛期の昭和55年1月期には売上高約3億8100万円を計上していた。
その後は大手メーカーの製品との競合や嗜好の多様化もあり売上高が徐々に減少したことから、平成8年に(有)福屋製菓に事業部門を売却。営業に注力したことで、約5500万円に落ち込んでいた売上高は約1億円に回復していた。
しかし、20年以降は不況の影響もあり再び減収傾向となった。平成24年1月期には北海道に出荷していた土産物関連が落ち込んだことが大きく影響し売上高は6342万円まで減少。また、衛生面での不徹底により和菓子のサンプル品にカビが発生し約3000万円分の商品を廃棄処分したため、赤字幅が拡大した。
25年1月期に入り、主力の「ビーバー」を新パッケージにリニューアルした効果から引き合いが増加。しかし、他社製品との競合は厳しく売上高はほぼ前年並にとどまっていた。
この間、金融機関に対して返済猶予を申請し資金繰りを維持してきた。26年1月期には新たな商社に販路を構築し、地場のスーパーにも販売先を拡大し受注増加が見込んでいたが、ここへきて運転資金の増加に返済猶予だけでは対応できなくなり、今回の措置となった。
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