連鎖倒産

取引先の倒産で不良債権が発生した企業が、その影響で倒産することです。親会社に子会社が連鎖する場合や、大企業の倒産で下請けや取引先が全国規模で連鎖倒産したケースもあります。

連鎖倒産の特徴

近年においては大手企業の破綻が目立っていますが、その中核となる企業が破綻することによってその企業と傾注取引している企業は倒産するケースが多くあります。これが連鎖倒産であり、一般的に販売先に傾注している場合が多いですが、仕入先の傾注でも代替となる企業がみつからない場合は支給がストップすることを意味し、倒産するケースもあります。

TSRの視点

与信管理において、その対象となる企業が販売先及び仕入先について傾注取引をしている場合には、その傾注している企業についての相関的な与信管理も必要となります。特に近年では取引のメッシュ化がスタンダードとなっていることもあり、自社の管理についてもいかに販売先、仕入先の取引を多様化していけるかがポイントとなります。

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