債権者

取引先への売掛債権や貸付金、債務保証などの債権を持つ企業や個人のことです。対義語は債務者です。

債権者の特徴

債権は、法律上相手に請求できる権利のことを意味しており、契約上発生するものと、法律で定められているものとがあります。債権者はこの権利を有しているという特徴があり、企業倒産の場合に利用されることが多いです。

TSRの視点

企業倒産の際に債権者となった場合、最も重要となってくるのは債権回収です。即時的に倒産した企業の資産を換価・弁済する清算型倒産か、再建を図って計画を策定して弁済を実施していく再建型倒産の2パターンとなりますが、一般に清算型倒産の場合は回収額が低くなることが多いです。また、再建型倒産についても再建がうまく軌道に乗り、弁済が計画通りに実施された場合には清算型より回収額が多くなることが多いですが、その場合でも当初の回収予定からは長期化となります。再建策がうまくいかなかった際には清算型倒産の場合と同様に債権回収額は僅少となってしまうことも想定されるため、倒産した場合の債権者とならないための十分な与信管理が重要となってきます。

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