• TSR速報

(株)日本学力振興会

日本学力振興会が入居していたビル(1月5日撮影)

日本学力振興会が入居していたビル(1月5日撮影)

 1月10日、東京地裁に破産申請した(株)日本学力振興会(新宿区)は1月17日、破産開始決定を受けた。
 負債総額は債権者約350名に対して約1億7000万円。在籍する生徒数は約130名。
 
 大学受験予備校「ニチガク」を経営していた。40年以上の実績を持ち、高校1年生コースから既卒生コースなどを展開。一時は200名を超す生徒を抱えていた。また、少人数授業やオリジナルテキストを特色とし、一定の地盤を有していた。
 しかし、少子化や同業との競合などの影響で、厳しい事業環境が続いていた。さらに、2024年4月、同年10月に代表交代が相次いだ。生徒数は直近では130名まで減少。こうしたなか、資金繰りが限界に達し2025年1月4日、事業を停止した。

※(株)日本学力振興会(TSR企業コード:293847398、法人番号:5011101024873、新宿区西新宿7-16-6、設立1983(昭和58)8月、資本金1000万円)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハンバーガー店の倒産、最多更新 ~ 材料高騰、大手と高級店の狭間で模索 ~

年齢を問わず人気のハンバーガー店が苦境だ。2024年は1件だった倒産が、2025年は8月までに7件に達し、過去最多の2014年の年間6件を上回った。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「全国のメインバンク」調査 ~GMOあおぞらネット銀行 メイン社数の増加率2年連続トップ~

「2025年全国企業のメインバンク調査」で、GMOあおぞらネット銀行が取引先のメインバンク社数の増加率(対象:500社以上)が2年連続でトップとなった。

3

  • TSRデータインサイト

タクシー業界 売上増でも3割が赤字 人件費・燃料費の高騰で二極化鮮明

コロナ禍を経て、タクシー業界が活況を取り戻している。全国の主なタクシー会社680社の2024年度業績は、売上高3,589億5,400万円(前期比10.6%増) 、利益83億3,700万円(同11.1%増)で、増収増益をたどっている。

4

  • TSRデータインサイト

「葬儀業」は老舗ブランドと新興勢力で二極化 家族葬など新たな潮流を契機に、群雄割拠

全国の主な葬儀会社505社は、ブランド力の高い老舗企業を中心に、売上高を堅調に伸ばしていることがわかった。 ただ、新たに設立された法人数が、休廃業・解散や倒産を上回り、市場は厳しい競争が繰り広げられている。

5

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

TOPへ