• TSR速報

(株)Clear

※画像は実際の企業とは関係ありません

※画像は実際の企業とは関係ありません

 (株)Clear(大阪市淀川区)は5月1日、大阪地裁に破産を申請し6月11日、破産開始決定を受けた。

 破産管財人には荻野数馬弁護士(心斎橋中央法律事務所、同市中央区南船場4-7-6)が選任された。
 負債総額は債権者62名に対して35億3077万円。

 ヘアオイルなどの美容用品やドライヤーなどの美容機器の卸売を中心に手掛けていた。国内外から仕入れた商品を理美容店などに販売するほか、化粧品の企画・開発も行うなど積極的な展開で、業歴は浅いながら、2023年7月期の売上高は40億円超を計上していた。

 しかし、仕入先との間で商取引上のトラブルが発生したことで、数億円規模の損害が生じ、資金繰りが急激に悪化。資金運営に行き詰まり、事業継続が困難となり、今回の措置となった。

※(株)Clear(TSR企業コード:136426239、法人番号:3120001230960、大阪市淀川区塚本3-13-16、設立2020(令和2)年8月、資本金300万円)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年度の業績見通しに大ブレーキ 「増収増益」見込みが16.6%に急減

トランプ関税、物価高、「価格転嫁」負担で、国内企業の業績見通しが大幅に悪化したことがわかった。2025年度に「増収増益」を見込む企業は16.6%にとどまり、前回調査(2024年6月)の23.3%から6.7ポイント下落した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年3月期決算(6月20日時点) 役員報酬1億円以上の開示は117社・344人

2025年3月期決算の上場企業の株主総会開催が本番を迎えた。6月20日までに2025年3月期の有価証券報告書を510社が提出し、このうち、役員報酬1億円以上の開示は117社で、約5社に1社だった。

3

  • TSRデータインサイト

チャプター11をめぐる冒険 ~ なぜマレリはアメリカ倒産法を利用したのか ~

ずっと日本にいるのに時差ボケが続いている。  「マレリのチャプター11が近いから関連サイトをチェックし続けろ」と6月6日に先輩に言われて以降、私の生活はアメリカ時間だ。

4

  • TSRデータインサイト

代金トラブル相次ぐ、中古車販売店の倒産が急増

マイカーを売却したのに入金前に売却先の業者が破たん――。こうしたトラブルが後を絶たない。背景には、中古車価格の上昇や“玉不足”で経営不振に陥った中古車販売店の増加がある。倒産も2025年1-5月までに48件に達し、上半期では過去10年間で最多ペースをたどっている。

5

  • TSRデータインサイト

定量×定性分析 危ない会社は増えたのか?

2024年度の全国倒産が1万144件(前年度比12.0%増)と11年ぶりに1万件を超えたが、企業の倒産リスクはどの水準にあるのか。東京商工リサーチが企業を評価する「評点」と「リスクスコア」のマトリクスからみてみた。

TOPへ