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2006年(平成18年)9月度こうして倒産した・・・、信用調査、与信管理、倒産情報は東京商工リサーチ。

2006年(平成18年)9月度こうして倒産した・・・ 主な大型倒産事例 <負債額順>
(株)光ゴルフサービスセンター [兵庫] ゴルフ会員権売買

負債総額 156億円

 (株)光ゴルフサービスセンター(宝塚市長谷字道谷6−15、設立昭和50年12月、資本金1000万円、辻本佳央代表清算人)とグループ会社の(株)ジェイ・アンド・ジイ(同所、設立平成6年10月、資本金1000万円、同代表清算人)の両社は7月31日、神戸地裁伊丹支部に特別清算手続開始を申し立て、8月23日開始決定を受けた。すでに6月30日開催の株主総会で解散を決議していた。申立代理人は尾田智史弁護士(大阪府大阪市北区西天満6−7−4、電話06−6364−0331)。負債は光ゴルフサービスセンターが156億5990万円(すべて親会社の旭国際開発からの借入金)、ジェイ・アンド・ジイが10億6700万円(親会社と代表者からの借入金)。

 光ゴルフサービスセンターは昭和50年12月に設立されたゴルフ会員権の販売業者。当初はゴルフ場の造成工事やゴルフ場内のレストラン経営を中心にしていたが、近年は親会社である旭国際開発(株)(同所、平成16年8月民事再生手続開始申立)のゴルフ会員権の売買業に転換、年商数億円程度をあげていた。

 ジェイ・アンド・ジイは過去、女子サッカーチームを運営していたが、ここ数年間は休眠状態にあった。

 両社ともに旭国際開発の民事再生手続の過程で税務処理のため整理することになり今回の手続となった。

 

(株)法仙坊ゴルフ倶楽部 [岐阜] ゴルフ場経営

負債総額 125億円

 (株)法仙坊ゴルフ倶楽部(美濃加茂市蜂屋町中蜂屋1617、設立平成1年8月、資本金1億円、渡邉光章社長、従業員24名)と関連会社の法仙坊開発(株)(多治見市栄町1−6−1、設立平成14年12月、資本金1000万円、加藤秋夫社長、不動産賃貸)の両社は9月1日、名古屋地裁に民事再生手続開始を申し立て同日保全命令を受けた。申立代理人は藏冨恒彦弁護士(愛知県名古屋市東区白壁1−61、電話052−961−1800)ほか。負債は法仙坊ゴルフ倶楽部が約125億円、法仙坊開発が約99億円。

 同社は平成1年8月に設立されたゴルフ場経営会社。平成4年10月に「法仙坊ゴルフ倶楽部」をオープン、同ゴルフ場は18ホール、6643ヤード、パー72、123万平方メートルの丘陵コースで、平成10年7月期には年商7億円超をあげていた。

 しかし、近年はゴルフブームの衰退や近隣ゴルフ場との競争激化から業績が低下、平成17年7月期は年商5億2000万円にとどまり、約30億円の累積赤字を抱えていたうえ、平成18年7月末現在で預託金の償還残高は約121億円にのぼっていた。この間、預託金の償還期限を平成21年まで延長していたものの、現状では延長後でも預託金償還が困難な状況から民事再生法による再建を図ることになった。

 

(株)エヌ・ワイ・エステート [大阪] 不動産賃貸・売買

負債総額 115億円

 (株)エヌ・ワイ・エステート(大阪市中央区南船場2−4−19、設立平成7年5月、資本金1000万円、乙井登代表清算人)は9月6日、大阪地裁より特別清算手続開始決定を受けた。申立代理人は橋口玲弁護士(大阪市北区西天満6−7−4、電話06−6364−9521)。負債は約115億円。

 同社は大手ゼネコン及びそのグループ会社の出資により設立され、ビル・マンションなどの不動産を賃貸するほか一部売買取引も手掛け、年商約6億円をあげていた。しかし、近年は当初出資を得ていたゼネコンから不動産を購入し売却するなど資産の処分を引き受けていたが、不動産処理も一段落したことから、8月4日開催の株主総会で解散を決議し清算手続に入っていた。

 

(株)ヒム [北海道] ゴルフ場、ホテル経営

負債総額 100億円

 (株)ヒム(北海道空知郡中富良野町西2線北17、登記上:新潟県長岡市今朝白1−8−18、設立昭和63年11月、資本金1億4000万円、酒井勝夫社長、従業員11名)は9月4日、札幌地裁に民事再生手続開始を申し立て同日保全命令を受けた。申立代理人は長屋憲一弁護士(東京都千代田区平河町2−4−13、電話03−5226−1116)。負債は約100億円(うち預託金約32億円)。

 同社は昭和63年11月に新潟県の有力企業などの出資を得て設立されたゴルフ場・ホテル経営会社。平成5年3月(株)富良野カントリークラブの経営権一切を買収し、平成9年7月ゴルフ場「オリカゴルフ倶楽部」(18ホール)、テニスコート、ホテル(54室)を備えた「オリカゴルフ&リゾート」をオープンした。

 「オリカゴルフ&リゾート」のオープンに要する総額約100億円の資金は、ゴルフ会員権の販売代金で調達する予定だったが、会員権販売が計画を下回ったことから不足分は銀行借入となっていた。また、会員構成が新潟県の企業に集中したこともあって、利用者が伸び悩んでいたうえ、周辺のゴルフ場との価格競争から客単価が下落、平成18年3月期は年商4億2000万円にとどまり、約33億円の債務超過に陥っていた。

 

サンタ実業(株) [広島] ヨーグルト・牛乳他製造、総合レジャーサービス

負債総額 100億円

 サンタ実業(株)(旧商号:チチヤス乳業(株)、甘日市市大野3207-3、登記上:神奈川県川崎市川崎区京町2−24−6−502、設立昭和5年7月、資本金3131万8700円、代表清算人:加々美博久弁護士)は9月21日、横浜地裁川崎支部より特別清算開始決定を受けた。負債は約100億1600万円。

 当社は、明治19年6月野村保氏が広島県廿日市市大野3207−3に於いて、合資会社として牛乳事業を開始。昭和5年7月(株)チチヤスを設立、34年4月牛乳事業はチチヤス乳業(株)に分離、平成14年1月チチヤス乳業(株)を合併すると共に同商号に変更、平成17年12月(株)ジェイ・ビー・ケイ(現:チチヤス(株))に会社分割と同時に現商号に変更した。

 戦後間もなく開設したレジャー施設「チチヤス・ハイパーク」では広島市郊外の約20万坪に及ぶ敷地内で、水泳施設・ゴルフ練習場・遊園地・観光牧場・宿泊施設等を運営する他、スキー場の経営も行うなど多角化を図っていた。

 当グループの中核企業である旧:チチヤス乳業(株)は、ヨーグルトに関しては我国でも草分け的存在で、地場乳製品メーカーの最大手に成長して平成10年3月期は売上高162億3300万円を計上していた。一方、関連会社でもスキー場やゴルフ場などを運営して、地元では高い知名度を確立していた。

 乳製品事業では資金状況に支障は無かったが、スキー場やゴルフ場など異業種への参入を行ったことで、多額の設備投資や関連会社への貸付金などで負債が膨らみ、資金面を大きく圧迫し始めたため、平成14年1月に旧:チチヤス乳業(株)を当社が吸収合併して、人員削減や不動産売却などを行いリストラを進めていた。

 合併後の平成14年12月期は売上高175億2100万円を計上するなど、本業の乳製品事業では売上高を伸展させていたが、依然として関連会社への投資負担は重く、平成15年11月にスキー場を売却、平成16年8月にはレジャー施設の一部土地を売却して再建に着手していた。

 この様な中で、平成17年10月に東京の投資ファンド運営会社クレセント・パートナーズに要請して、100億円以上の出資を受けることで基本合意し、同年12月に当社の乳製品事業を新会社チチヤス(株)へ分割した。これと同時に当社は現商号へ変更して整理清算業務に入っていたが、平成18年7月31日に株主総会の決議により解散すると共に広島県廿日市市から現登記上本社地へ本店を移転していた。

 尚、乳製品事業はチチヤス(株)へ分割しており、当社の特別清算による旧グループ会社への影響はない。

 

 

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