TSRデータインサイト

日本経済の「現在」を理解するための手がかりとして、TSRが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をまとめて発表しています。
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直近2年の記事件数:1 - 12件/946件

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掲載日:

2024-03-18
2024年「ゾンビ企業って言うな!」 ~ 推定56.5万に迫る利上げ、重点支援先の見極めが重要 ~
信用力に不安がある企業への注目が高まっている。背景にあるのは、「倒産増加」と「過剰債務率」の高止まりだ。コロナ禍の大規模で矢継ぎ早な資金繰り支援が過剰債務を引き起こし、いま企業を苦しめている。
2024-03-17
宅配ビジネス成長の陰で「牛乳販売店」の廃業が過去最多
玄関まで届ける宅配の元祖。瓶のリサイクルにも早くから取り組む牛乳小売店(以下、牛乳販売店)が苦境に陥っている。生活様式の変化や少子高齢化、価格上昇、人手不足などで環境が激変するなか、他産業からの宅配ビジネス参入が相次いでいる。
2024-03-13
ビッグモーターの事業承継先はジェイ・ケイ・エイチ
経営再建中の(株)ビッグモーター(TSR企業コード:750059338、多摩市)の事業承継先は、(株)ジェイ・ケイ・エイチ(TSR企業コード:861037553、新宿区)であることが判明した。3月13日、一部を除いて権利義務を承継させることが官報公告された。
2024-03-10
「書店」10年間で764社が倒産や廃業で消えた
書店運営会社(以下、書店)の市場退出が止まらない。2014年以降、書店は倒産・休廃業が新設法人を上回る状態が続き、10年間で764社が市場から退出した。店舗数の減少も続いている。
2024-03-08
2023年9月中間期決算 中小企業等向け貸出は365兆円、過去最高を更新 貸出比率は67.80%、コロナ禍が落ち着き2年連続低下
国内106銀行の2023年9月中間期の総貸出金残高は538兆5,999億円(前年同期比3.7%増)で、9月中間期では2012年から12年連続で増加。集計を開始した2010年以降、最高を更新した。
2024-03-08
2月の「負債1,000万円未満の倒産」は32件 10カ月ぶりに前年同月を下回る
2024年2月の負債1,000万円未満の企業倒産は、32件(前年同月比27.2%減)で、10カ月ぶりに前年同月を下回った。2月としては、2021年(34件)以来、3年ぶりに30件台になった。
2024-03-08
2月の「ゼロゼロ融資」利用後倒産 42件 4カ月連続で40件台に、小康状態が続く
2024年2月の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用後の倒産は、42件(前年同月比16.0%減)で、2023年12月から3カ月連続で前年同月割れが続いた。
2024-03-08
2月の「物価高」倒産57件、2カ月連続で増加 負債総額は10カ月連続で100億円を超える
2024年2月の「物価高」を起因とした倒産は57件(前年同月比39.0%増)で、前年同月の41件の約1.4倍に増加した。今年に入り、2カ月連続で前年同月を上回った。
2024-03-07
フィットネスクラブの倒産が急増、過去最多を更新中  サービスの差別化で競争激化、投資とコスト増も負担
健康ブームを背景に、全国に広がったフィットネスクラブの倒産が急増している。ことし1月に3件、2月も3件が発生し、2023年度(4月‐2月)はすでに28件に達した。これまで最多だった2022年度(16件)を12件上回り、1998年に統計を開始以来、過去最多を記録した。
2024-03-07
飲食業倒産、2月で年度の過去最多を抜く コロナや物価高、人手不足の影響で842件
2023年度の「飲食業」倒産(負債1,000万円以上)は、2月までに842件(前年同期比65.7%増)に達し、年度で過去最多だった2019年度の841件を上回った。このまま2023年度の飲食業倒産の月間平均76.5件で3月も倒産が発生すると、年度では初めて900件を超えることになる。
東日本大震災関連倒産 震災後月次推移
2024-03-07
東日本大震災から13年、「震災」関連倒産が累計2,046件 2023年は初めて前年を上回る
2011年3月11日、未曽有の被害をもたらした東日本大震災から13年を迎える。多くの人命を奪った震災は、震源地の東北だけでなく、関東や北海道にも被害をもたらし、経済活動への影響は全国に及んだ。
2024-03-06
2024年1‐2月 上場企業の「早期・希望退職者」募集 大型化で昨年1年間を超える3,613人
2024年1-2月に「早期・希望退職者」を募集した上場企業は、14社(前年同期9社)に達し、前年同期を5社上回った。対象人数は3,613人(前年同期595人)と前年同期の6倍に急増し、2023年(3,161人)の年間実績を452人上回った。
2024-03-06
ユニゾHD、再生計画案が成立
3月6日、民事再生手続き中のユニゾホールディングス(株)(TSR企業コード:293391149、以下ユニゾHD)の再生計画案が成立した。
倒産・生存企業の財務分析 赤字企業率
2024-03-05
倒産企業の約7割が最終赤字、債務超過 人件費上昇に追いつかない実態が鮮明に
2023年に全国で倒産した企業のうち、約7割(構成比68.0%)の企業が直近決算の純利益が赤字だったことがわかった。また、倒産直前では債務超過の企業が約7割(同69.2%)に達し、 2年間で33.1%増加(前々期305社→最新期406社)した。
2024-03-05
倒産企業の平均寿命は23.1年、2年連続で縮む 倒産企業の構成比 「新興」企業が初めて30%台に
2023年の倒産企業の平均寿命は23.1年(前年23.3年)で、2007年に調査を開始以降、東日本大震災が発生した2011年(23.0年)に次いで短かった。
2024-03-04
2024年2月の「円安」関連倒産 5件 3カ月ぶりに前年同月を上回る
2024年2月の「円安」関連倒産は5件(前年同月比150.0%増)で、3カ月ぶりに前年同月を上回った。年初、1ドル=140円台前半だった東京外国為替市場の相場は、2月に入り1ドル=150円前後までじりじりと円安が進んだ。
2024-03-04
2023年 上場企業の監査法人異動は264社 監査法人の合併による異動が83社に大幅増
国内の証券取引所に株式上場する約3,800社のうち、2023年に「監査法人異動」を開示したのは264社だった。前年の241社から23社(前年比9.5%増)増え、過去5年間で最多となった。
2024-03-01
コロナ破たん一進一退が続く 累計8,909件に
 2月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が244件判明した。1月(209件)から35件増加したが、前年同月(245件)から1件減少し、2カ月連続で前年同月を下回った。これまでの累計は8,497件(倒産8,263件、弁護士一任・準備中234件)となった。
2024-02-29
約4割の企業が「台湾有事」を想定 リスクヘッジは大手と中小企業で格差
2024年1月13日、台湾総統選挙で民進党副総統の頼清徳氏が当選した。 頼氏の当選により中台関係に緊張が強まるなか、頼氏は蔡英文政権路線を継承すると表明した。東京商工リサーチは2月1日~8日、インターネットで台湾有事に関するアンケート調査を実施した。
遠軽信用金庫・島田光隆理事長インタビュー
2024-02-26
遠軽信用金庫・島田光隆理事長インタビュー ~ アンテナを張り巡らせて「拡大均衡」を目指す ~
新型コロナウイルス感染拡大やロシアのウクライナ侵攻による資源価格の上昇など、経営を取り巻く環境には逆風も多い。こうした経済情勢のなか、地域の経営課題解決に積極的に取り組む遠軽信用金庫の島田光隆理事長に事業者向けの取り組みなどについて聞いた。

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「書店」10年間で764社が倒産や廃業で消えた

書店運営会社(以下、書店)の市場退出が止まらない。2014年以降、書店は倒産・休廃業が新設法人を上回る状態が続き、10年間で764社が市場から退出した。店舗数の減少も続いている。

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  • TSRデータインサイト

2024年度 「賃上げ実施予定率」、過去最高の 85.6% 賃上げ率の最多は 3%で「前年を上回る賃上げ」に届かず

2024年度に賃上げ予定の企業は85.6%で、定期的な調査を開始した2016年度以降の最高を更新した。ただ、規模別の実施率では、大企業(93.1%)と中小企業(84.9%)で8.2ポイントの差がつき、賃上げを捻出する体力や収益力の差で二極化が拡大している。

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