人員整理
企業の業績悪化や、市場の変化で需要が見込めない場合などに、社内合理化やリストラの一環として人員を削減することです。
人員整理の特徴
一般的にはリストラという名称で呼ばれ、企業経営が厳しくなった際に経費削減の一環として行われることが多いです。
TSRの視点
日本企業はかつて当然であった終身雇用という文化が薄れてきています。人員整理はその要因となっていますが、企業にとって業績の評価を行う際、最も重視する要素は売上高と利益です。今日、国内においては様々な市場が飽和状態を迎え、売上高の大幅なアップは見込めません。そういった状況下において改善できるのは利益であり、利益を出すためには経費の削減を図ることが最善の方法となります。人員整理は経費削減を図る特効薬的なものですが、実施するに当っては整理される当事者、該当以外の人員、対外的な視点などに気を使う必要があり、与信管理においても前期からの人員の変化は重要な要素となります。
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