• TSR速報

Raging Bull合同会社

画像は実際の企業と関係はありません

画像は実際の企業と関係はありません

~オウケイウェイヴから破産を申し立てられていた~

 Raging Bull合同会社(東京都渋谷区)は債権者から破産を申し立てられ5月10日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
 破産管財人には村上寛弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所、千代田区丸の内2-2-1、電話03-5224-5566)が選任された。
 負債は現在調査中。

 集団投資スキームの組成や運用、コンサルティングなどを手掛けていた。投資家から運用委託資金を得て、契約にそって運用利益の配当を行っていた。しかし、2022年3月末には配当が実施できなくなり、同年4月18日に法的整理の準備に入っていた。その後、破産申請などがなされないなか、(株)オウケイウェイヴ(東京都渋谷区)がRaging Bullに対し、契約に定められた運用をしておらず、入金された資金を他の投資家への支払いに充てるポンジスキームだったとして、債権者の立場で破産手続開始の申立てを行うことを2023年3月15日、決議。裁判所で破産手続開始要件の存否を判断していた。
 オウケイウェイヴの債権額は回収不能額を含め損害賠償請求権34億3459万7500円としている。

※Raging Bull合同会社(TSR企業コード:298290464、法人番号:7010403007923、渋谷区松濤2-16-1、設立2010(平成22)年2月2日、資本金20万円)
 (株)オウケイウェイヴ(TSR企業コード:296105848、法人番号:2011001041781、渋谷区、名証ネクスト)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2023年度の運送業倒産345件に急増 人手不足・燃料高で採算悪化

 2023年度の道路貨物運送業の倒産は、件数が345件(前年度比31.1%増、前年度263件)で、3年連続で前年度を上回った。年度で件数が300件台に乗ったのは2014年度以来9年ぶりとなる。

2

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】テックコーポレーションと不自然な割引手形

環境関連機器を開発していた(株)テックコーポレーションが3月18日、広島地裁から破産開始決定を受けた。 直近の決算書(2023年7月期)では負債総額は32億8,741万円だが、破産申立書では約6倍の191億円に膨らむ。 突然の破産の真相を東京商工リサーチが追った。

3

  • TSRデータインサイト

借入金利「引き上げ」、許容度が上昇 日銀のマイナス金利解除で企業意識に変化

3月19日、日本銀行はマイナス金利解除やイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)の撤廃を決めた。マイナス0.1%としてきた短期の政策金利を、0~0.1%へ変更し、利上げに踏み切った。 東京商工リサーチは4月1~8日に企業アンケートを実施し、企業の資金調達への影響を探った。

4

  • TSRデータインサイト

2023年度の飲食業倒産、過去最多を更新し930件に 「宅配・持ち帰り」「ラーメン店」「焼肉店」「居酒屋」が苦境

コロナ禍が落ち着き、人流や訪日外国人も戻ってきたが、飲食業はゼロゼロ融資の返済や食材価格・光熱費の上昇、人手不足などが押し寄せ、コロナ禍前より厳しさを増している。

5

  • TSRデータインサイト

「お花見、歓迎会・懇親会」の開催率29.1% 慣習的な開催は限界? 訪日外国人と仲間うちが活況

新型コロナの5類移行からほぼ1年。今年の桜開花には人が押し寄せ、各地でコロナ前の賑やかなお花見が戻ったように見えたが、実際は様子が異なる。 4月上旬に実施した企業向けアンケート調査で、2024年の「お花見、歓迎会・懇親会」の開催率は29.1%で3割に届かなかった。

記事カテゴリを表示
記事カテゴリを閉じる

プリントアウト

RSS

CLOSE
TOPへ