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公開日:2012.11.28

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

(株)サクラダ [千葉] 橋梁工事

破産開始決定 / 負債総額 約26億9000万円

~東証一部上場~

 (株)サクラダ(TSR企業コード:290059593、千葉市中央区中央2-3-16、設立大正9年4月20日、資本金19億274万円、曽田弘道社長、従業員138名)は11月27日、東京地裁へ破産を申請し、同日、破産開始決定を受けた。

 申請代理人は田川淳一弁護士ほか3名(功記総合法律事務所、東京都中央区築地1-10-7、電話03-6226-0632)、破産管財人は加茂善仁弁護士(加茂法律事務所、東京都中央区八重洲2-8-7、電話03-3275-3031)が選任された。

 負債総額は約26億9000万円(平成24年10月31日時点)

 同社は明治28年11月に創業し、大正9年4月に法人化された老舗橋梁メーカーで業界屈指の名門企業。過去には「渡良瀬橋」などの著名橋梁を手掛け、日本全国に数多くの鋼橋を建設し、交通インフラの整備を担い、平成4年3月期には年商296億9697万円を計上していた。しかし、3年3月には広島新交通システム橋桁落下で市民、関係者15名が死亡する事故を起こし、近年は公共工事の減少で業績が低迷していた。

 18年3月には多額の債務免除を受けるとともに、第三者割当増資を受けて債務超過を解消し状況改善の兆しを見せ売上を伸ばしていたものの採算性は厳しく、21年3月期まで多額の赤字決算が続いた。

 22年12月には懸案となっていた多額の有利子負債の解消を目的に生産拠点の市川工場を売却し、経営のスリム化を図った。一方で新たな生産拠点として千葉県袖ヶ浦市に工場を賃借し、設備などの移設を進める計画も持ち上がっていたが、金融機関との調整が不調に終わり、緊急の資金調達を強いられていた。最終的には有利発行による第三者割当新株予約権の発行による資金を調達し、事業継続に必要な資金調達を図っていた。

 しかし、今年度の25年3月期の第1四半期までの受注不振の影響と一部工事の進捗の遅れなどで売上は減少し、設計変更対象工事における先行コストの発生および一部工事の採算悪化などにより、同期の第2四半期において1億9000万円近い営業損失、3億1000万円以上の経常損失を計上し、資金繰りが逼迫していた。

 このような環境下で24年11月末日を期日とする決済資金の資金繰りの目処がつかず、事業継続を断念し、今回の措置をとった。

 今後の見通しとして、同社は「本日付で東京証券取引所の整理銘柄に指定され、平成24年12月11日(火)が東京証券取引所での最終売買日、平成24年12月12日(水)が上場廃止日となる見込み」と発表している。

 

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