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公開日:2012.10.10

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

今治織物工業(協)ほか1社 [愛媛] 協同組合、不動産管理

破産開始決定 / 負債総額 約57億1500万円

 今治織物工業(協)(TSR企業コード:810024217、今治市常盤町5-2-39、登記上:同町4-1-1、設立昭和26年1月、払込済出資総額893万6200円、清算人:田中庸介弁護士)と、関連の今治アール・シー(株)(TSR企業コード:810036819、同市常盤町4-1-1、設立昭和43年8月、資本金1000万円、代表清算人:同弁護士)は9月27日、松山地裁今治支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には近藤貞明弁護士(近藤法律事務所、同町4-4-7、電話0898-34-6515)が選任された。

 負債は今治織物工業が約44億8000万円、今治アール・シーが約12億3500万円で、2社の合計約57億1500万円が見込まれる。 

 今治織物工業は明治27年1月、綿布製造業者が綿布同盟会として結成発足。昭和26年1月11日、協同組合に組織変更し、地元タオル業者向けの綿糸共同購入や染晒加工のほか、48年11月には不動産賃貸部門(今治大丸の店舗不動産を賃貸)を開設。63年3月期には売上高30億4383万円を計上していたが、平成3年4月にはゴルフ練習場「今治ゴルフパーク」(関連の今治アール・シーが今治大丸に隣接した駐車場とともに運営)、4年2月にはホテル「アジュール」(関連の(株)ナウシス(TSR企業コード:810096161、今治市、23年7月民事再生開始、負債総額約23億円)が運営)をそれぞれ開設して積極的に事業を展開していた。

 しかし、組合員の倒産・廃業によって事業収入(綿糸共同購入、染晒加工他)は減少の一途をたどり、13年3月期の売上高は10億円を割り込み、その後も需要が回復せず減収推移となっていた。さらに関連会社で運営していたホテルやゴルフ練習場の経営不振に伴う貸付金増加など資金状況が厳しくなり、17年10月にはゴルフ練習場を売却して借入金圧縮を図った。

 今治アール・シーは今治織物工業が所有する駐車場(今治大丸に併設した今治どんどびパーキング)の運営を目的として同組合並びに組合員(当時25社)の共同出資により設立。平成3年4月には同組合が開設したゴルフ練習場「今治ゴルフパーク」の管理も行い、売上高約1億2000万円をあげていた。

 しかし、6年6月に今治どんどびパーキングの運営を関連会社の(株)ナウシスに移管(その前後から同社に対する過大な貸付金など資金流出が発生したことで資金状況を圧迫することとなった)。さらに17年10月には同組合がゴルフ練習場を売却したため、以降は今治どんどび第2パーキングの管理のみに事業を縮小していた。

 19年8月には、当時の理事長ならびに社長の村上誠之助氏(故人)が別途経営していた旧・昭和産業グループ8社が破産開始決定(8社の負債総額合計約119億円)を受けたことに加え、20年12月には今治大丸の閉店によって家賃収入が途絶えたため実質休眠状態となっていた。このため今治織物工業は24年1月13日、今治アール・シーは3月28日それぞれ開催の株主総会の決議により解散していた。

 

 

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