公開日:2012.09.04
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(株)フーディーズ | [東京] 飲食店開業支援ほか |
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破産開始決定 / 負債総額 80億2825万円
(株)フーディーズ(TSR企業コード:295958472、豊島区南池袋1-12-7、連絡先:豊島区東池袋3-1-1、設立平成16年3月、資本金1億3762万5000円、久保田恭章社長)は8月31日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人は橘田洋一弁護士(橘田法律事務所、千代田区麹町4-3、電話03-3221-6451)が選任された。
負債総額は80億2825万円(平成24年3月31日決算時点)。
数社の子会社を経て、平成20年12月に中小企業飲食機構(株)(TSR企業コード:297664310)、中小企業保証機構(株)(TSR企業コード:575360470)が取得し、日本振興銀行を中心とした中小企業振興ネットワークに参加するようになった。
「刻」、「きざみ」、「やきとんと黒おでん」等の店舗名でチェーン展開。また、「黒字ネット」としてFC加盟を募集するなどして、平成23年3月末時点で加盟店は122店舗あった。
平成19年3月期には売上高13億5597万円を計上し、その後、積極的な出店などから平成23年3月期には売上高30億6416万円を計上した。しかし、平成22年9月にメーンバンクで、中小企業振興ネットワークの中核であった日本振興銀行(TSR企業コード:299000370)が民事再生法の適用を申請した。このため、平成23年、平成24年3月期決算ともに、日本振興銀行関連の損失処理を行ったとみられ、多額の赤字決算を余儀なくされ、平成24年3月期決算時点で25億5074万円の債務超過となった。
日本振興銀行が破綻以降、当社の債権は整理回収機構に移管されるなどして、新たな資金調達は困難な状況となっていた。近時は、整理回収機構と返済条件の見直しなどの交渉を行ったものの、条件面でまとまらず、今回の措置となった。