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公開日:2012.04.02

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

山水電気(株) [東京] 音響・映像機器製造・修理

民事再生法申請 / 負債総額 2億4765万円

~東証1部上場・かつての名門音響機器メーカー~

 東証1部上場の山水電気(株)(TSR企業コード:290060532、渋谷区東2-23-3、設立昭和22年6月、資本金53億8215万8621円、室越隆社長、従業員5名)は4月2日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は原口薫弁護士(原口総合法律事務所、港区赤坂1-9-15、電話03-5114-8566)。

 負債総額は約2億4765万円(平成23年12月期決算ベース)。

 上場企業の倒産はエルピーダメモリ(株)(2月、会社更生法申請)に次いで今年2社目。

 昭和19年12月、東京都渋谷区においてトランスの製造を目的に山水電気製作所として創業、22年6月山水電気(株)を設立。36年12月東証2部上場、45年3月東証1部上場をはたし、その間37年4月にセパレート・ステレオの発売を開始、以降得意のステレオアンプ技術を活かし「SANSUI」ブランドを確立。名門ステレオメーカーとしての地歩を固め、昭和59年10月期(平成2年に決算期を12月に変更)に年商約525億円(単体)を計上した。

 しかし、その後はオーディオブームの衰退やバブル崩壊による販売不振、さらにデジタル化の波に乗り遅れるなどして減収が続き、平成11年12月期の年商が約46億6900万円にダウン、約110億円の赤字に陥り債務超過に転落。以降も販売不振から抜け出せず音響機器製造事業を事実上撤退。音響機器の修理メンテナンスにシフトし、22年12月期の連結売上高が4048万円にまで減少、固定資産評価損を計上し6億7744万円の連結当期純損失を計上した。

 継続企業の前提に関する注記が付いたまま、13年11月以降グランデ・グループ(香港)資本参加を受け、グループ支援の下、構造改革に取り組んできたが、23年5月にグランデが事実上の倒産に至り、同社グループに約54億円の不良債権が発生。23年9月期第3四半期連結売上高が1194万円にとどまるなか、グランデ社への貸倒引当金を特別損失に計上し、同四半期連結純損失を55億4700万円に拡大した。

 業績不振に加えスポンサー企業の事実上の倒産により、資金支援が得られなくなったことから2月末に従業員給与を含め、約2200万円の支払遅延を引き起こすなど状況は悪化。3月7日には東証より管理銘柄(審査中)の指定を受けるなどで対外信用を失墜、資金調達の目処が立たないことから今回の措置となった。

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