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公開日:2011.12.02

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

水谷建設(株) [三重] 重機械土木工事

債権者が会社更生法を申し立て / 負債総額 約353億円

 陸山会事件で注目されていた水谷建設(株)(桑名市大字蛎塚新田328、設立昭和35年12月8日、資本金1億4550万円、代表者:水谷正之氏ほか、従業員482名)は12月1日、元社長で8月22日付けで解任された水谷紀夫氏から大阪地裁へ会社更生法の適用を申し立てられ、同日、同地裁は保全管理命令を下した。

 保全管理人は天野勝介弁護士(北浜法律事務所、大阪市中央区北浜1-8-16、電話06-6202-1099)ほか。

 負債総額は、債権者は金融機関16社を含め約500名に対し、約353億円。

 会社更生法の適用を申し立てた水谷紀夫氏は、創業者一族で陸山会事件で逮捕された水谷功容疑者の実兄。関係者によると、「水谷紀夫氏は水谷建設への債権を48億696万円有し、過去の粉飾と思われる会計などコンプライアンス違反を問題視していた。今年8月4日には一部の取引金融機関から預金を凍結され、経営の先行きを懸念し今回の申立に至った」という。

 水谷紀夫氏は、新株発行などで同族色を薄めようと計画したが、水谷一族の反対などで今年8月社長を解任されていた。

 水谷建設は昭和8年1月創業で、重機械土木工事では国内大手の1社。大手ゼネコンと共同受注や下請けでダムや橋梁工事を手がけ、ピークの平成15年8月期の完工高453億7,800万円をあげていた。最近はアルジェリアの高速道路建設、スリランカの道路工事など海外にも進出し、22年8月期の海外売上高比率は約56%を占めていた。

一方、政治家との繋がりも噂され、小沢一郎民主党元代表の資金管理団体・陸山会をめぐる政治資金規正法違反事件で、水谷建設から陸山会へ約1億円の裏献金が渡った疑惑で注目されていた。

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