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公開日:2008.08.04

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

(株)丸美 [福岡] マンション分譲・管理ほか

民事再生開始申立へ / 負債総額 約219億円

〜「グランディア」シリーズを展開 負債では今年九州最大規模〜

 (株)丸美(福岡市中央区大名2−4−5、設立昭和59年9月、資本金10億6134万円、金丸近・宮?ア隆両代表、従業員150名)は、8月1日付けで関係先に「民事再生手続開始を申し立てる準備を進めている」旨を通知した。

 なお、既に事後を村井正昭弁護士(福岡市中央区舞鶴2−7−3、はかた共同法律事務所、電話092−752−3208)に一任している。

 負債は約219億円(平成20年3月期決算ベース)。

 

 丸美は、昭和51年9月福岡市中央区輝国でビル清掃、メンテナンス業務を目的に創業、59年9月法人化した。ビル清掃のほか、マンションの維持管理業務に力を入れ事業を拡大(平成20年3月時点の管理受託戸数は分譲マンション共用部分管理431棟・1万8千戸、賃貸管理6千戸)。平成14年からは大規模修繕を請け負う建設事業部や会員制リゾートホテル事業(「ロマネスクリゾート由布院の杜」、「菊南」、「霧島」)、不動産流動化事業などに進出し多角経営を推進。

 リゾート事業では「ロマネスクリゾートクラブ」を創設、一口200万円の会員を積極的に募集し、ピーク時には90億円超の資金を集めた。また、19年4月から不動産投資ファンド「オネストワン」の募集を開始するなど、多岐に亘り会員を募っていた。

 更に、日本で初となる太陽光発電全世帯供給システムのマンションなどを手がけ、ピーク時の20年3月期には年商約138億9700万円、当期利益約2億3800万円を計上。この間の16年10月にはグリーンシート市場銘柄に登録していた。

 しかし、分譲マンションの積極的な展開に加え、特定目的会社による不動産の証券化事業、会員制リゾートホテル事業など短期間に急拡大したことで、商品土地の在庫過剰、管理費・人件費の増加など資金需要が増大。リゾート事業では慢性化した赤字で本業を圧迫し、余裕のない資金繰りが続いていた。

 こうしたなか、サブプライムローン問題に端を発した不動産市況の悪化や金融機関の融資姿勢の厳格化で、マンション建築分譲事業が低迷。20年4月にはグリーンシート市場での株式公開を止めていた。7月には、「グランディアソラーレ博多の杜」を施工した真柄建設(株)(金沢市)が民事再生手続開始を申し立てたことで、真柄建設に対して工事代金約14億円が未払いであったことが判明。外注費の支払遅延やリゾート会員権の解約金支払を留保するなど資金繰りは逼迫し、信用不安が広がっていた。

 なお、現在着工中で販売を開始している「グランディアソラーレ和白」は丸美との資本関係を解消した(株)グランディアが自社単独で分譲しており、今回の件に関係はないという。

 

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