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公開日:2008.10.16

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

井上工業(株)ほか1社 [群馬] 総合建設

破産手続開始決定 / 2社の負債総額 125億1577万円

〜東証2部上場〜

 井上工業(株)(高崎市和田町2−3、設立昭和4年8月、資本金62億9181万円、中村剛社長、従業員235名)と子会社のフォレスト(株)(27−484340−4、同所、設立平成18年8月、資本金1億円、同社長)は10月16日、東京地裁に破産手続開始を申し立て同日、破産手続開始決定を受けた。

 両社の破産管財人には綾克己弁護士(千代田区麹町3−5−1、ときわ法律事務所、電話03−3222−7850)が選任された。

 負債は、井上工業が115億6786万円、フォレストが9億4791万円で、2社合計125億1577万円。

 上場会社の倒産は今年に入って(株)富士バイオメディックス(名証セントレックス)に次いで24社目、10月に入ってからは5社目となる。

 

井上工業は、明治21年創業の地元名門の総合建設業者。県内ほか首都圏、東北、大阪をはじめ全国一円に工事実績を持ち、県内業界では2位の事業規模を誇っていた。ピーク時の平成4年3月期には年商613億円をあげたが、バブル崩壊を受けて業績が悪化。このため、12年3月期に不良資産処理を実施し128億円の当期純損失を計上し、12年3月には上場会社初の特定調停法を申請。これにより当時の金融債務のうち142億円を債務免除され、以後再建を図っていた。

 しかし、市場環境の悪化から厳しい状況が続くなか、資金調達は適宜第三者割当増資の実施で賄い、20年9月にも18億円の増資を実施していた。会社側では当時、受注動向を含めて21年3月までの資金繰りの目処が立ったとしていたが、直後に大口取引先であるシーズクリエイト(株)(東証1部上場、渋谷区、民事再生)が破綻し、株価は10円を切る低迷振りが続いていた。

 会社側によると、「増資払込期日の20年9月24日に従業員が無断で第三者に15億2000万円を流出させていたことが後に発覚し、資金繰りの目処が立たなくなった」と説明しているが、加えて昨今の不動産業界の低迷が経営に影響を及ぼしていた。

 このほか子会社の井上道路(株)(安中市)については、従来通り営業を継続する予定である。

 

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