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公開日:2008.10.31

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

(株)ダイナシティ [東京] マンション分譲

民事再生開始申立 / 負債総額 約520億7700万円

〜ジャスダック上場〜

 (株)ダイナシティ(港区虎ノ門4−3−1、設立平成6年9月、資本金114億9764万円、吉田雅浩社長、従業員210名)は10月31日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。

 申立代理人は田淵智久弁護士ほか4名(港区赤坂2−17−22、末吉綜合法律事務所、電話03−5574−7402)。

 監督委員には佐々木茂弁護士(新宿区市谷薬王寺町8−1、佐々木総合法律事務所、電話03−3359−0825)が選任された。

 負債は約520億7700万円(平成20年6月30日現在)。

 上場企業の倒産は今年に入って27社目となる。

 

ダイナシティは平成6年に中興建設(株)の社名で設立された不動産販売業者。平成9年に自社ブランドの分譲マンション「スカーラ」シリーズの分譲開始に伴い、自社分譲物件のマンション販売に進出。平成11年には社名を「ダイナシティ」に変更、平成13年12月には株式を店頭公開し(現ジャスダック市場)、同社及び連結子会社3社でグループを形成した。

 単身者及びDINKS層をメインターゲットとし、都市及び都市近郊部の駅至近立地において、都市型コンパクトマンション「ダイナシティ」シリーズ等の企画、開発、販売を行い業容を拡大し、ピーク時の平成18年3月期には年商604億7500万円をあげていた。

 しかし、平成17年6月、当時の社長だった中山論氏が覚せい剤取締法違反容疑により逮捕され役員を辞任、会社の信用も大きく失墜した。その後同年12月、中島一族はライブドアグループのライブドアファイナンスが組成するファンドに株式を売却、同グループと資本、業務提携を行ったが、その後にライブドア事件が勃発。平成18年8月には同グループの株式と無担保転換社債型新株予約権付社債191億円を(株)インボイス(東証1部)が譲受人となり、インボイスの系列として再建に取り組んでいた。

 ところが、昨年からのサブプライムローン問題に端を発した金融市場の混乱、不動産市況の大幅な悪化から事業環境が急変。買い控えによる契約率低下や不動産ソリューション事業への影響が大きく、20年3月期の年商は315億6000万円にまで低下し、事業再構築損を中心に69億5000万円の特別損失を計上、最終的に92億2000万円の赤字に転落していた。

 こうしたなか、コンパクトマンション事業への経営資源集中、不動産ソリューション事業からの撤退、一部開発プロジェクトの中止、人員・経費の削減などを行い事業の再構築を図っていたが、今期に入り不動産市況の更なる悪化から保有していた物件の売却が難航。金融機関からの新規融資や借換融資も困難となり、決済資金の調達の目処が立たなくなったことから今回の申立となった。

 

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