企業情報、信用調査など与信管理をサポートする東京商工リサーチ

タイコム証券(株)、信用調査、与信管理、倒産情報は東京商工リサーチ。

メルマガ会員・セミナー会員募集
 

公開日:2009.12.25

負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。

タイコム証券(株) [大阪] 商品先物取引業、証券業

破産手続開始申立 / 負債総額 約24億円

 タイコム証券(株)(大阪市中央区西心斎橋1-5-5、設立昭和31年2月、資本金14億7533万9750円、吉田勝信社長、従業員89名)は12月25日、大阪地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は得津正熙弁護士(大阪市中央区備後町1-4-10マクステルハウス2階201、得律法律事務所、電話06-6263-1401)。

 負債総額は約24億円で債権者は約600名。

 

 タイコム証券は商品先物取引業者で、大豆、小豆、とうもろこしなどの穀物、金、銀、原油など各種商品を取り扱っていた。主要都市に拠点を設け、ピークと見られるバブル期の平成3年3月期には年商53億1137万円を上げ、12億873万円の利益を上げていた時期もあったが、以降は景気低迷などの影響を受け業績は一進一退が続いていた。平成13年には証券業の登録も行い業容を拡大、(株)タイセイ・コモディティから現商号に変更した。インターネット取引も手掛けたこともあって18年3月期には年商52億9478万円を計上したが、その後は規制強化などによる市場縮小もあって再び減収傾向を強いられた。この間、岡山、三宮、広島などの拠点を閉鎖し合理化に努め、直近の21年3月期は投資信託取扱銘柄拡大などの打開策を講じていたが、年商10億7402万円にとどまり9億5379万円の赤字を計上した。

 そうしたなか、金融商品取引法で定める自己資本規制比率が100%を下回ることとなったため、10月には金融商品取引業務の新規注文、新規口座開設などを停止、その後、同事業を他社に譲渡すべく模索していた。11月には商品取引受託業務も廃止を決定し、第三者へ移管した。しかし、12月18日、商品取引責任準備金(商品取引事故によって生じた顧客損失の補填に充てるために預託しておく準備金)を数回にわたり取り崩していたとして、日本商品先物取引協会から2500万円の過怠金支払の制裁を受けたことから事業継続が困難となり法的手続を決断した。

 なお、一般投資家からの預かり資産については基金などから、ある程度は保護される見通し。

既往業績(単位:千円)

平成19年3月期  3,712,125   △1,250,597

平成20年3月期  1,680,312   △1,721,485

平成21年3月期  1,074,025    △953,792

記事の取扱いについて


TSR商品販売サイト

  • TSR ONLINE SHOP:出版物・マーケティングレポート等のオンラインショッピングサイト

TSR関連おすすめサービス

  • エラベル:TSRがオススメする就職・営業に役立つ地域の優良企業紹介サイト
  • TSR express:TSR情報誌をご購読のお客様に無料でお届けする倒産情報配信・検索サービス
  • 東日本大震災関連記事

TSRのソーシャルネットサービス(SNS)

  • 東京商工リサーチtwitter公式アカウント
  • 東京商工リサーチ公式facebookページ