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読めばわかる与信限度額 part1 ~与信限度額の種類~

公開日付:2014.6.3


与信限度とは、信用取引の限度であり、信用限度とも言われます。

企業間の取引において、取引先ごとに与信限度額を設定することは不可欠です。

取引先ごとに適切な与信限度額を設定することで、取引リスクを最小化し

また、販売機会を逃さずキャッチすることができます。


そこで今回から、「読めばわかる与信限度額」シリーズとして、与信限度の

設定・運用に役立つ様々なノウハウをご紹介致します。

第1回目は、代表的な与信限度額の種類についての内容となります。

一口に「与信限度額」といっても様々な種類があり、表現や意味に

微妙な違いがあるため、いま一度、正しく理解をしておきましょう。



・売掛限度

 商品及び製品の販売やサービスの提供によって発生した売掛金や、受取手形

 などの売掛債権に関する限度。与信限度と同義語で扱われることが多いです。


・請負限度

 単発的に発生する建築工事や、修理・製造・加工などの請負取引における与信限度。

 継続性の有無によって、売掛限度と区別されます。


・延払限度

 高額な機械などを販売した場合など、回収に1年以上の長期間を要す場合の与信限度。

 期間の長い売掛限度の一種として、個別対応になるケースが多いです。


・仕入限度

 商品や製品の原材料を仕入れる際に、仕入先の信用度や商品供給力、資金力などを

 考慮し、自社の支払能力も加味した上で、仕入債務に限度を設定するものです。


・前払限度

 仕入業者や下請・外注業者に対し、商品やサービスの提供を受ける前に代金の一部または

 全部を支払う場合、その金額で与信の程度を判断できます。保証金としての意味を伴う

 一方で、資金援助としての様相が濃い前払金は仕入・外注業者のリスクとして捉える

 ことができます。


・寄託限度

 製造業者が原材料や製品を提供のうえ、下請加工業者に発注する場合、下請加工業者が

 製品を紛失・破損・横流しするリスクがあります。

 外注加工業者の経営姿勢や信用度などによって、寄託する量や金額に限度を設定します。


・貸付限度

 金銭の貸付の場合は、その金額と返済までの期間を与信として考えることができます。

 売掛限度同様、経営内容や財務内容を評価し、限度額を設定します。


・保証限度

 融資による連帯保証や建築工事の保証などですが、債務保証に基づく求償権の合計額

 によって限度額を設定します。


「与信限度額」の意味を正しく使い分けることは、与信管理担当者に必要な

能力であり、リスク管理の高度化にも繋がります。

販売先だけでなく、外注先・調達先管理の考え方も徐々に広まっており、

与信限度は必ずしも売上債権に対する限度ではないと認識しておきましょう。


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