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リスクマネジメント基礎 part2 ~リスクヘの対応~

公開日付:2014.3.31


前回の「リスクマネジメント基礎」では、特に損害度について、

企業を取り巻くリスクをどのように評価するべきかをご紹介いたしました。

今回は、実際にそのリスクを防ぐためにはどうすればよいか、

また、万が一の場合にはどのような対応策があるのか、「リスクへの対応」

における4つの代表的な考え方をご紹介いたします。


■回避

リスクの発生を遮断し、リスクを発生させない対応です。

戦略リスクを遮断することで、直接的な損害を受けることはありませんが、

利益の機会損失にもなり得るため、中長期的な視点での判断が必要です。

例)海外進出や、M&A・新製品開発プロジェクトの中止など。



■低減

リスクの低減は、「発生頻度の低減」と「損害・被害の低減」の

2種類に分類されます。


≪発生頻度の低減≫


・予防:社内規程やガイドライン・マニュアルの作成、研修の実施などを

    通して、リスクを未然に防ぐことです。

     例)職権の分担、アクセス制限、定期的な人事異動など。


・分散:リスクの原因を分散させることで、発生度を下げる対応です。

     例)火災リスクに対し、工場を複数ヶ所に分散すること。

     ※逆にリスクの原因を集約する「結合」という発生度の低減法もあります。


・転換:現在行っている事業や商品に競合が多く、営業リスクが高い場合、

    リスク発生度が低いと考えられる事業や商品に転換する対応です。


≪損害・被害の低減≫


・制限:リスク発生による損害を制限することです。

     例)地震リスクに対して建物を耐震・免震構造にする、補強工事をするなど。


・軽減:リスクが発生しても被害や損害が拡大しないよう、事前に対応を準備

    しておくことです。

     例)非常用設備、防災用品の設置など。


■移転・転嫁

発生したリスクによる損害を、外部機関などから回収する対応です。

例)各種保険や共済・基金・デリバティブなど。


■保有

上記のような対策を準備せず、損害が発生しても自社で抱え込む対応で

発生した損害を自社で吸収します。特に、将来発生し得るリスクを想定した

リスクの保有を、リスクの「積極的保有」といいます。

例)引当金や準備金の設定や、自家保険など。


※リスクを認識・対応せずに保有する状態の、リスクの「消極的保有」は

 極力避けなければなりません。


リスクマネジメントは、取引リスクはもちろん、自然災害や風評被害など

広域なリスクに対して注意を払う必要があります。

まずは、リスクの発見 → 評価 → 対応 の迅速な処理フローを確立し、

突発的なリスクに強い経営基盤を作ることが重要といえます。

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