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リスクマネジメント基礎 part1 ~損害度の評価~

公開日付:2014.2.18


企業は自社の経営のみならず、社内や外部環境にも多くのリスクを抱えています。

リスクマネジメントとは、リスクから企業を守り、経営を維持・発展させることです。

今回は、リスクマネジメントの基礎として、企業を取り巻くリスクを評価するための

手法について、ご紹介いたします。


リスクの評価には「発生度の評価」と「損害度の評価」の2種類があります。

発生度の評価とは、一定期間におけるリスクの発生件数や発生頻度のことで、

「(リスクが)多い、普通、少ない」、「1年以内の倒産発生率0.4%」のように

表されます。


一方、損害度の評価とは、そのリスクが発生した場合に受ける損害を金額換算し、

自社の耐久力と比較して、評価することです。

例えば、以下のように損害度を計算する方法があります。


【損害度の計算】

 ●損害度 = (a)損害額 ÷ (b)自社の耐久力



(a)損害額

リスクの発生によって被る損害・損失の金額です。

リスクによる損害は、単独の損害もありますが、多くの場合波及し、

2次、3次の損害に発展します。

そのため、直接的な損害だけでなく、その後に起こる間接的損害や、

回復・修復のために発生する費用も損害額として計算する必要があります。

以下は、リスクによって発生した損害度の例です。


 ・人的損害:ケガ、病気による被害や精神疾患、収入保障や代用員の給与など

 ・物的損害:設備、在庫への損害、買い替えの費用や休業による収入減など

 ・罰金/損害賠償:法律違反による罰金や、契約不履行による損害賠償など

 ・収入減少:焦付や、手形の不渡など

 ・信用度低下:社会的信用の低下による間接的な経済的損失



(b)自社の耐久力

自社の耐久力をどのように定義するかは、企業によって異なります。

以下は、”財務内容=自社の耐久力”と定義した場合の耐久力レベルの例です。


例.

 ・自社の耐久力=当期経常利益とした場合・・・当期の損益に関わる損害度を計算

 ・自社の耐久力=純資産合計とした場合・・・・過去の蓄積を含めた、全社レベルの損害度を計算



このように、損害度を計算で評価することで、各リスクがもたらす影響の大きさを

数値で分かりやすく表すことができます。

また、発生度を縦軸、損害度を横軸としたリスクマップを作成して、

自社の総合的なリスクの程度を可視化するといった手法も多く用いられています。

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