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悪徳商法の種類(3)~手形詐欺、サルベージ屋~

公開日付:2014.1.27


前回、悪徳商法の種類(2)にて、「取り込み詐欺」におけるパクリ屋の

手口についてご紹介いたしました。

パクリ屋の種類には「取り込み詐欺」の他に「手形詐欺」があります。


「手形詐欺」の場合、サルベージ屋と手を組まれることで、さらに

被害は拡大してしまいます。

これらは、資金繰りに窮する企業の弱みに付け込んだ悪質な商法です。


今回は、「悪徳商法の種類」シリーズの最終回として、「手形詐欺」を

はじめとした金融に関する悪徳商法を、ご紹介いたします。



【パクリ屋(手形詐欺)】

近年は手形の流通と共に減少傾向にありますが、手形詐欺の代表的な手口です。

金融機関からの融資を受けられず、資金繰りの苦しい企業に対して、資金調達の

ための手形(融通手形)を発行させ、パクリ屋はその手形を預かって姿を消します。

最初は、小額の現金を融通して信用を得た後に、大きな金額を振り出させ、

行方をくらますという手口が多いようです。


パクられた手形は、最終的に反社会的勢力の関係者の手に渡ります。

そうなると、手形の振出人は融資がないにも関わらず、額面どおりの決済を

強く迫られ、元々苦しい資金繰りがさらに厳しくなってしまいます。


【サルベージ屋】

サルベージ屋は、手数料を支払うことで、パクられた手形の所在を特定し、

取り戻してくれます。

パクられた手形の多くは融通手形であるため、表沙汰になると著しい信用低下を

招きます。そのため、警察などの強力を得ずに早急に買い戻す必要があります。


しかし、パクリ屋とサルベージ屋は共犯であることが多く、1枚の融通手形から

2次、3次の被害に拡大してしまうことが多くあります。


【白地手形屋】

振出人の名前だけで、受取人や振出日などは記載されていない手形です。

取引が決まった段階で手形の所持人に空欄を記入してもらうため、振出人は

期日の長さを隠すことができます。

受取人は裏書をせずに第三者へ譲渡できるため、しばしば悪用されます。

白地手形屋を悪用して、倒産寸前の企業が乱発した手形を金融ブローカーに

売り込んだり、取り込み詐欺に利用されたりすることもあります。


【B勘屋】

領収書を売買する商売です。領収書を倒産会社や倒産寸前の企業などから買い取り、

それを必要とする企業に販売するものです。

領収書の買い取り価格は額面の5%~10%、販売価格は15%~30%とされています。

この領収書が、粉飾決算や脱税、裏金作りのための架空領収書として、

悪用されるのは明らかです。



他にも、口座開設屋やヤミ金など、金融に関する悪徳商法は数多く存在します。

これらの業者は反社会的勢力と繋がっているケースが多く、

関係を持つことはコンプライアンス上の問題もあります。

悪徳商法の被害に遭わぬよう、危ない会社を見分ける力を、日頃から磨いておく

必要があるといえるでしょう。

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