ホーム > メールマガジン > 知って得する!与信管理の豆知識(5)~今さら聞けない!倒産関連用語~ 

知って得する!与信管理の豆知識(5)~今さら聞けない!倒産関連用語~

公開日付:2013.12.17

与信管理業務を行う際には、多くの専門用語が登場します。
中には、聞き慣れない、イメージが湧きにくい用語も多数存在します。
しかし、財務内容や信用調査レポートを正確に読み解くためには、
与信管理における専門用語の知識が必要です。


特に、倒産に直接関係する専門用語は、意味を正しく理解していないと、
万が一の時、大きな被害を受けてしまう可能性があります。
今回は、「知って得する!与信管理の豆知識」シリーズの第5回目として、
倒産に関連する重要なキーワードを、TSRの視点を含めて解説いたします。


■不渡り
振出手形を約束の期日に現金化できないことで、下記のように3分類されます。
 1.形式不備・期日未到来など(0号不渡り)
 2.支払資金の不足など振出人の信用が乏しい場合(1号不渡り)
 3.契約不履行・盗難・紛失など(2号不渡り)

【TSRの視点】…厳密には6ヶ月以内に2度の1号不渡りを出した場合に
 銀行取引停止処分となり、事実上の倒産となります。
 ただ、1回でも不渡りを出すと、全ての金融機関に周知され、
 その後の資金調達が厳しくなることもあり、企業の信用という点では
 極めて重要な情報となります。


■連鎖倒産
取引先の倒産で不良債権が発生した企業が、その影響で倒産することです。
傾注していた販売先の破綻が引き金となるケースが多いです。

【TSRの視点】…仕入先が倒産した場合でも、代替となる企業がみつからないことで
 供給がストップし、倒産するケースもあります。
 仕入先の倒産リスクも、販売先と同様に注意が必要です。


■法的整理
会社更生法、民事再生法、破産法、特別清算の倒産4法の適用を申請することです。
法的整理の場合、私的整理に比べて、債権者は当初の債権額より回収額が
小さくなることが多いとされています。

【TSRの視点】…法的整理は時間と費用がかかり、倒産の事実が明確に残るため
 後の事業に支障が出るケースもあります。
 一方、債権者の不正や干渉は入り込みにくいとされています。


■私的整理
法的手続きをとらず、債務者と債権者との自主的な調整により倒産することです。
一般的に、法的整理に比べ、債権者にとって回収額が大きくなる傾向にあります。

【TSRの視点】…私的整理の場合、法的な拘束力がないため、債権者に再建計画の
  同意が得られない場合は、株主代表訴訟となる可能性があります。


■チャプターイレブン
米連邦破産法第11章。経営再建に関する破産法で、事業継続を前提にしています。
日本の民事再生法のモデルともいわれ、GMやフォードなどが適用しました。

【TSRの視点】…日本の会社更生法のモデルとされていますが、実際の制度内容は
 民事再生法に近いという特徴があります。
 日本の破産法に相当する「チャプターセブン」(米連邦倒産法第7章)も
 合わせて覚えておきましょう。


■破産管財人
破産手続において破産財団(破産者が破産手続開始決定時に有している財産のこと)
に属する財産の管理及び処分をする権利をもつ者です。
破産手続の開始決定と同時に、裁判所によって選任され、大規模な案件においては
複数の破産管財人が選任されることもあります。

【TSRの視点】…破産管財人は弁護士および弁護士法人が就任します。
 いずれにしても登記事項となっており、必ず確認しましょう。


今回は、倒産関連用語をご紹介しましたが、この他にも押さえておきたい
与信管理のキーワードは多数あります。
下記リンクをご覧いただき、今一度思い出してみてはいかがでしょうか。
・与信管理用語集


TSRネットショップ TSRの商品がオンラインで購入できます!

インターネットエラベル TSRがオススメする就職・営業に役立つ地域の優良企業紹介サイト

TSR Express 1日2回の倒産情報配信・検索サービス

メルマガ登録 無料セミナーやイベントを優先的にご案内!

TSRの会社案内
TSRの会社案内
東京商工リサーチ(TSR)の会社情報をお伝えいたします!

ページの先頭へ