職場の雰囲気

〜上司・先輩との壁が低く、皆で協力し合う風土〜
皆さん、お久しぶりです。新卒同期と話すのは、初年度のフォローアップ研修以来だから、1年半ぶりくらいになりますね。
あのときもオンラインでしたから、入社直後の集合研修以降、直接会う機会はなかったんですよね。新入社員研修最終日の懇親会は、同期が打ち解けて色々と話せたので、一番印象に残っています。
各支社に配属されてからはなかなか難しいですが、また直接集まって、同期ならではの話ができるといいですね。
そうですね。でも東京支社は配属人数も多いですし、同期ともよく顔を合わせているのでは?
はい。東京に配属された同期とは、時々一緒に食事に行っています。後輩も入ってきて、若い社員が増えてきたと感じます。皆さんの支社の雰囲気はどうですか?
関西支社でも同期たちと昼食をよく一緒にしています。意外だったのは、オフィスがざっくばらんに雑談できる明るい雰囲気だったことです。入社前は「調査会社は皆が黙々と仕事を進めているのだろう」というイメージを持っていましたが、良い意味で想像と違いました。
東北支社は規模が小さいこともあって、部署間の垣根がとても低いです。疑問があれば誰にでも聞ける雰囲気で、配属当初から上司や先輩に色々と気にかけていただき、すぐに職場に馴染むことができました。
広島支社も東北と似ています。特に新卒の配属が久しぶりだったこともあって、社内でも調査先でも、とても優しく丁寧に対応していただいていると感じます。誰かの工夫や成果が上司を通じて支社全体に共有され、皆で成長しようという雰囲気があります。
規模の大きい東京支社でも、調査営業の各部で困っているメンバーがいれば積極的にサポートし合っています。調査営業全体でチームプレーを大切にしているところは、共通しているかもしれませんね。

「足でかせぐ」仕事の実感

〜経営者と話し現場を見ることで調査の精度は高まる〜
さまざまな業界・業種の経営者にお会いできるのがTSRの大きな魅力であり、それが私の入社動機の一つでした。実際に仕事を始めてみて、直接話を伺い情報を得ることの価値を改めて実感しています。同じ業界でも、会社ごとに事業基盤や戦略が異なり、それによって業績の好不調が分かれます。そうした違いを実地調査で掘り下げることに、面白さと難しさを感じています。
毎日のように多くの経営者を取材していると、業界や企業ごとの業績の良し悪しがリアルに見えてくるのが、調査営業の醍醐味だと思います。会話の中から、先方が本当に求めている情報や抱えている課題が見えてくるのも、やはり対面だからこそですよね。
電話では取材を断られることもありますが、それでも必ず私たちは先方の会社を訪問し、本社の様子などを自分の目で確認しますよね。そうした手間を惜しまない姿勢こそが、企業分析の精度を高めることにつながっていると思います。電話でアポイントが取れなくても、「ご挨拶だけでも」と訪問すると「せっかく来てくれたから」と取材できることも多いです。
まさにそこに、TSRの「足でかせぐ」スタイルの価値があると思います。たとえ経営者に会えなくても、社内の掲示物などから取引先や事業の状況を把握するヒントが得られることも少なくありません。
最近は「オンラインでなら」と取材を受けていただけるケースもあります。ただ、その場合も本社の実地調査は欠かせません。先日、ある貿易会社を取材したのですが、登記上の本社は東京にあるものの、実際の事業はほとんど海外で行われていて、社長も海外に常駐していました。その際はオンラインで取材しましたが、後日きちんと登記上の本社を訪問し、取材内容が事実と合っているかを確認しました。

自分の仕事スタイル。心がけていること

〜経験を積むほどに自分なりのペースが見えてくる〜
配属されたばかりの頃は、目の前のことに対応するのが精一杯で、無我夢中だったと思います。皆さんは2年目に入って、自分なりのスタイルや仕事の進め方が見えてきましたか?
私は、月初に決まる調査件数の目標をできるだけ早めに終わらせることを心がけています。特に時間を要する会社訪問や周辺調査は早めに終え、その分レポート作成や営業提案に充てられるよう意識しています。
私は「迅速な行動」で業務効率を高めることを意識しています。直接の取材が難しい先であっても諦めず、周辺取材に切り替えることで情報を得ています。もう一つは「誠実なヒアリング」です。直接お話できる機会は大切にし、矛盾を感じる点があればしっかり確認することで、より精度の高いレポートにしたいと思っています。
私はライフスタイルも含めて工夫しています。1週間の中で仕事とプライベートにメリハリをつけるようにしていて、水曜日は早めに帰宅して趣味のランニングを楽しむ、といった習慣を取り入れています。そうした時間が、仕事に向き合うモチベーションにつながっています。
私は、急ぐとミスが増えるタイプだと自覚しているので、月初に取材やレポート作成のおおまかなスケジュールを立て、コツコツ進めています。2年目に入ると営業面での貢献も求められるので、調査活動のルーティンに営業活動をどう組み込むかが今の課題です。
月初に調査件数の目標が決まり、そこから逆算して自分の動きを決められるのは、働きやすさにつながりますよね。性格や考え方、月ごとの状況に応じて柔軟に仕事の進め方を変えられるのも、TSRの大きな魅力だと思います。

働きがいや成長を感じた瞬間

〜取材で信頼を築き新たな情報を得る醍醐味〜
同じ仕事をしていても、働きがいを感じる瞬間は人それぞれだと思います。私は訪問取材の中で、経営者の方が心を開き、困りごとをぽろっと話してくださったときに手応えを感じます。皆さんはどうですか?
訪問先で会話が弾み、事前に集めた資料には載っていない情報を得られるのは、調査営業の醍醐味ですよね。配属から半年ほど経った頃、新規の調査先で社長さんと打ち解け、色々とお話しいただけたことがありました。そのとき「若いのに頑張っているから」と、いくつかの商品を契約していただけて、自分の成長とやりがいを感じました。
私も似たような経験があります。1年目の冬に取材で訪問した会社から、後日お電話をいただき「あらためて商品の説明をしに来てほしい」とご依頼いただきました。そのとき「最初の訪問時の熱心さが印象に残ったから」と言っていただけて、本当に嬉しかったですね。
取材での楽しさももちろんありますが、私は経験を積むほど調査レポートの質が高まっていくことにもやりがいを感じています。レポートは毎回上長のチェックを受けますが、その積み重ねによって「調査先をどう評価するか」だけでなく、「レポートを購入するお客さまはどんな情報を求めているのか」まで意識するようになり、自分の成長を実感しました。
調査レポートを作成し続けると、企業の見方も変わってきますよね。最初は、大学で学んだ経営分析の延長として損益計算書ばかりに目が向いていましたが、日々決算書を読み込んでいく中で、信用調査の実務においては貸借対照表の重要性の方がより高いことに気づくようになっていきました。

皆さんへのメッセージ

〜働き方も働きがいも多様なTSR〜
毎月、さまざまな業界・業種の数十社の経営者の方に直接お会いして取材できるのは、TSRならではの大きな魅力です。これは、私が入社を志望した一番の理由でもありました。実際にその期待どおりの仕事ができていて、明確な目標が示され、頑張った分をきちんと評価していただけるのも大きなモチベーションになっています。
TSRは、自分の裁量で仕事を進めたい方にとても向いている会社だと思います。たとえば、集中してレポートを書くのが難しいときには企業訪問を増やすなど、状況に応じて柔軟に工夫できる環境です。そんな働き方ができるからこそ、無理なく、そしてストレスをためずに取り組めています。
自分が現場で得た「生きた情報」をレポートとしてまとめ、世の中に発信し、多くの企業に役立てていただけるのは大きなやりがいです。また、信用調査という専門性を磨きながら、幅広い業界知識も自然と身につけられるのは、TSRならではの面白さだと思います。
日々、多くの経営者の方々にお会いすることで、社会の変化をいち早く感じ取れるのもこの仕事の魅力です。そのなかで世の中への関心が高まり、自分自身の成長も実感できます。未来を前向きに切り拓いていきたいと考えている皆さん、ぜひTSRの扉を叩いてみてください。一緒に調査営業の醍醐味を体験しましょう。